十二話 ページ14
グルッペンside
トン「っ！こいつ、真顔のままじゃないですか！？」
正直ここまで来ると驚いて来る。
実際は、泣いたりするはずなのに。
こいつは何をしていたらこうなったんだ？
少し興味を持ってしまっただけど、一つ気になるところがあってしまった。
…目の光がないこと。それはそれで怖いものだった
貴「…すいません。」
オス「謝るんだったら、みんなに謝るめうー。」
そういい、みんなが裏切り者に向かってブーイングをする。
だけど何故か、泣きもしず無機質な声でこういう。
貴「…皆様。前から迷惑をかけてすいませんでした。」
と。その姿は、壊れた人形みたいなという表現が一番近く感じる。
どうしてこんなに、感情がなくなったのか、すごく気になっていった。
少し、頭が痛くなってしまった。
Aside
シャ「お前、なんで泣いたりしないんだよ。感情ないんかよ。」
感情は、ない。と言ったら嘘になる。
だけど感情があるって言っても嘘になる
頭を何かで殴られた感じがする。
いや、殴られたのか。
貴「っ。あ、」
顔を少し歪めてしまった。
でも、すぐ真顔になおした。
多分顔を少し歪めてしまったのでバレたのではないかと思っていたけど。
また、頭を殴られたせいで、そこから記憶がなくなってしまった。
ーー
『僕のせいで、みんなが死んでしまった。』
これは？なに？
「Aよ。どうして裏切ったんだ」
私は、何をしていたの？
「話さないならいいけど。これからどうするの？」
貴方は誰なの？
「話さない一択なんだ。でも、これだけは言う。
謝って謝って謝り続けて。そして、感謝の言葉を伝えなさい。」
誰なの、貴方は。
いつも一緒にいた君は誰なの？
『ごめんなさい。ありがとう。』
「ちゃんと、待っててあげるよ。みんなは。
貴方は、ここの現世で後悔したんだし。償いもしている。だから、来世では、幸せに生きなさい。」
…思い出した。まだ会っていない。
あの子だ。私のことを、大切にしてくれた。
『遥。ありがとう。さようなら』
遥。それは、
勇逸の
僕のパートナーだ。
貴「…どうして、忘れてたんだろ。私を救ってくれたパートナーのことを。」
貴「幸せに過ごしなさいと言ってくれたのに。
過ごしていない。でも私はまだ
あの日々を壊した私を許してもらえるように。
償わないと。」
ーー
少しだけ伏線を入れて見ました。
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優羽ーユウハー(プロフ) - あ、曲のですか？…確かに。パクってませんよ。好きですけど、ベンゼンシリーズ。前、日課みたいに書いてましたしね。 (2018年10月14日 20時) (
レス) id: f2bf57e71e (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - アンチクロロベンゼンみたいだなこれ (2018年10月14日 10時) (レス) id: f0adf48f80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優羽ーユウハー | 作成日時：2018年8月11日 15時
