其ノ捌 柊家-04- ページ19
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「ふう、もう用事ないみたいだし私帰るね。」
「ああ、ゆっくり休め。女なんだからな。」
「暮人兄さんAちゃんにだけ優しいよねぇ〜」
「・・・・・」
深夜の言葉に黙り込む暮人。
そういや私が入ってきてから葵ちゃん一度も喋ってないな。
「んじゃ、アディオス!葵ちゃんまたね!」
「はい、また…」
Aは満面の笑みを浮かべながらドアを開けて廊下にでた。
余程いい気分だったのか広い廊下をスキップしなが廊下を進んでいった。
「…Aちゃんってまだ16歳だよね?」
「それは俺が聞きたい。」
「なんにしてもあの殺気と実力、容姿共々素晴らしい才能です。」
Aがいなくなった一号執務室では、そんな会話がされていた。
勿論、こんな会話がされていたということはAは知らない。
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三葉が呼び出され、それから優一郎が呼び出された。
しばらくすれば三葉が戻ってきて、シノアは嫌味のようなことを素直に言っていた。
Aはそんな二人を黙って眺める。
どうやら二人は優一郎が戦場で暴走した
「…Aは、幼なじみなんだろ?
知っていたのか?」
三葉はAを真剣な目で見つめる。
「…知ってたよ。」
Aの言葉に驚愕の色を隠せていない二人。
案の定三葉は、混乱している。
「え、は?どういうことだ、」
「優ちゃんの中にあーいうのがあるのは知っていた。
けど、
Aは思うがままに話す。
嘘はついていない。
「…そ、うなのか、」
A達を中心に辺りは静寂に包まれる。
妙に居づらい雰囲気だが、Aは気にしていなかった。
「あ、優さん」
しばらくして、優一郎は戻ってきた。
けど、なんで君月と、与一もいるんだ?
それより、なにより、なんで二人とも怪我している?
__暮人…
「!君月!!?与一も…………!!
いったい何があった!!?」
三葉は叫んだ。
優一郎はこちらに気づいたみたいで、いや、正確にいうとグレンに気づいたみたいだ。
「!」
「…?」
三葉は反応しなかった優一郎を不思議に思っていた。
瞬間、優一郎は叫ぶ。
「グレン!!!
おまえ全部説明しろ!!
あと俺たちに仲間でいて欲しいなら、ちゃんと鬼呪装備の使い方教えろよ!!
馬鹿が!!」
「もちろんそのつもりだ」
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【其ノ捌 柊家】
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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にゃん(ΦωΦ)(プロフ) - 続編が見つからないです。。。 (2020年11月28日 13時) (レス) id: 83c24e29ff (このIDを非表示/違反報告)
しゅー - 続編のページが見つかりません… (2020年3月30日 10時) (レス) id: d2ac7696ab (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます。これからどうなるか楽しみです、更新頑張って下さい。応援してます (2016年7月3日 14時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
minori♪(プロフ) - 雨音さん» 応援していますψ(・ω´・,,ψ (2016年1月10日 0時) (レス) id: fc9269d5d6 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - minori♪さん» ありがとうございます!合格してきますね! (2016年1月10日 0時) (レス) id: 4732783237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨音 | 作成日時:2016年1月2日 20時