No.46 目黒side ページ47
目黒side
渡辺「っ！！おい！！！しっかりしろ！！！」
深澤君と顔を見合わせて走り出したのはほぼ同時。
目の前には消えてしまいそうなほど血の気がない顔で倒れてるだてさん。床には赤黒い血が広がっていた。
深澤「め、めぐろ！救急車！翔太落ち着けあんまり揺らすな！だてさん！だてさん！聞こえる！？」
翔太君はもうパニックになっちゃってたし、深澤くんも冷静そうでも手が震えていた。
俺も救急車を呼ぶためにスマホを操作したけど、手が震えてしまって手こずった。やっとかけた電話も何話したらいいかわかんなくて。
「え、えっと…救急車！お願いします！」
症状…？
「あ、倒れてて…血がっ…」
深澤「目黒、多分吐血！」
「と、吐血したみたいですっ。はい。20代男性です。住所はっ、えっと…翔太君！」
深澤「翔太、住所言ってくれ…翔太！お前しかできないから！」
渡辺「あ、ああ…」
翔太君も震える声で住所を言ってくれてなんとか救急車を呼べた。
翔太君が一緒に乗って病院に向かって、俺たちはタクシーで後を追う。
深澤君が他の人に連絡してくれたりして、自分が何もできてないことに罪悪感を覚える。
深澤「目黒、お前も来てくれて助かったよ。二人じゃ多分やばかった。」
「いや…俺、電話もちゃんとできなかったし…もっとスムーズにできてたら、だてさんはもっとはやく運べた…」
深澤「んーん、ちゃんとしてくれたじゃん。それにさ、もし目黒がいなかったら、オレ今一人で向ってたんでしょ？絶対怖いもん。ありがとう。」
落ち込んでる俺をちゃんとわかってくれて、欲しい言葉をくれるこの人はやっぱりすごい。
「深澤君…ありがとうございます。」
深澤「お礼なんていいよ。早く翔太とも合流してやろう。きっと怖いのはあいつもだから。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 807人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sakura(プロフ) - かなさん» 苦しい経験を思い出させてしまったらすいません…。事実と異なる点もあるかもしれませんがお許しください。彼らの絆をしっかり書かせていただきますので、よろしくお願いします！！ (2020年2月11日 23時) (
レス) id: f1de9eab26 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 胃潰瘍なったことあるけど苦しいんですよね… 舘さんとSnow Manの絆を信じ更新楽しみにしてます (2020年2月11日 15時) (レス) id: a6c0aa89b0 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - ゆ〜さん» ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年2月11日 14時) (レス) id: f1de9eab26 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月9日 19時) (レス) id: 59480d1b07 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！更新不定期ですが、これからもよろしくお願いします！ (2020年2月9日 19時) (レス) id: f1de9eab26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sakura | 作成日時：2020年1月10日 20時
