No.16 目黒side ページ17
目黒side
だてさんのことは、多分俺よりもよく分かってあげられる人が5人いる。
だから下手に口出しはしないでおこうって思ってた。
加入した時から、なんとなく感覚的に、俺とだてさんは似てるように思ってて。
誰かに心配されたりするのは苦手だと思うんだ。
でもそんな風に思ってた俺でさえも心配になる出来事が最近多い。
この前だって倒れてたし、どんどん痩せてる気がするんだよね。
今日の撮影は問題なく終わった。
でも…なんとなく100%のだてさんではなかった気がしたんだ。
「だてさん、痩せましたよね」
どうするのが正解なのか、どうするつもりなのかを知りたくて、楽屋に戻りながら岩本君に話しかける。
岩本「やっぱり気付いた?」
「今日もパフォーマンスもなんか…」
岩本「うん…多分普通の人から見たら問題はないレベルだったけどな、いつも一緒にいる身からしたらな…」
深澤「ダイエットかなと思ってたけど、そんな感じじゃないよな。体調、まだよくないのかな」
「うおっ」
突然の深澤君に驚く。
深澤「おーごめん、聞こえたからつい笑 いつもはさ、そっとしておくんだけど。でもな…元々身体強いし、いつもは軽い風邪程度だから。」
岩本「うん。だから俺たちも戸惑ってる。」
「そうなんすね…」
そう3人で並んで歩いていると
先に楽屋に戻っていた佐久間くんが慌てて出てきた。
佐久間「おお。3人とも!ちょっと大変なんだよ!はやく楽屋行って!オレ、マネージャーのとこ行く!」
は?
3人とも何がなんだかわからなかった。
とりあえず急いで中に入ると
翔太君の手に赤が見えた。
血だ。
阿部君がハンカチで止めようとしてるところで、康二君はラウールを一旦楽屋の外に出すところだった。
深澤「え、なに、どうしたの!?」
阿部「翔太の荷物にカミソリが入れられてたみたいで」
岩本「見せて。ああ、そんなには深くなさそうだけど、一応病院行くか。」
渡辺「いってぇ…」
阿部「佐久間が今マネージャー呼んでくれてる」
深澤「え、てかなんでカバンにそんなの入ってんの?」
あれ、そうだ、なんか違和感あるなと思ったんだ。部屋に入ったときから。
阿部君じゃないでしょ、普通。
そう、翔太君に何かあるときに寄り添うのはいつもだてさんじゃん。
だてさんは?
「っ!だてさんっ!!!」
そこには隅っこで膝をついて苦しそうに息をしている姿があった。
渡辺「え、おい、涼太!」
深澤「だてさん?!」
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Sakura(プロフ) - かなさん» 苦しい経験を思い出させてしまったらすいません…。事実と異なる点もあるかもしれませんがお許しください。彼らの絆をしっかり書かせていただきますので、よろしくお願いします!! (2020年2月11日 23時) (レス) id: f1de9eab26 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 胃潰瘍なったことあるけど苦しいんですよね… 舘さんとSnow Manの絆を信じ更新楽しみにしてます (2020年2月11日 15時) (レス) id: a6c0aa89b0 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - ゆ〜さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年2月11日 14時) (レス) id: f1de9eab26 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年2月9日 19時) (レス) id: 59480d1b07 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - かなさん» ありがとうございます!更新不定期ですが、これからもよろしくお願いします! (2020年2月9日 19時) (レス) id: f1de9eab26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sakura | 作成日時:2020年1月10日 20時