もう一度隣で笑って

No.1 宮舘side ページ2

宮舘side


日常は簡単に壊れるものだ。
当たり前だと思っているものは当たり前なんかではない。

そう、俺たちの日常も壊れていった。




スタッフA「あーもうめんどくせぇ、お気に入りかなんなのか知らねえけど、調子のんなよな」

スタッフB「おれジャニーズ嫌いなんだよなーー」

スタッフA「渡辺？ってやつが一番気に入らないんだよ」

スタッフB「ちょっとさ、こらしめてやろうぜ」

スタッフA「いいね、最近ストレスたまりまくりだしな」


ある日、こんな会話を聞いてしまった。
翔太が危ないと思って、できるだけ1人にしないように気をつけた。

といっても普段は康二やラウールにも囲まれているから、そこは簡単だった。


でも数日後、状況は変わった。

その日は翔太の衣装だけが見当たらなかった。

渡辺「なー誰か、俺の衣装しらねぇ？」

「…あ、ごめん、俺が着てるのが翔太のだ。」

渡辺「え？じゃ涼太のは？」

「スタッフさんに確認してくるから、とりあえずこっち着てて」

なんとなく心当たりがあったし、嫌な思いさせるのもあれだと思ってついた嘘。

「すいません、僕の衣装だけなくて…」

スタッフA「え、宮舘さんのは、しっかり用意したはずですよ？」

「今の言い方、やっぱり渡辺の分はわざとですよね」

スタッフB「あーばれた笑」

スタッフA「あ、2人って幼馴染なんですよね。ほんとに仲良いんですか？」

「はい？」

スタッフB「じゃー試してみましょうよ！どこまで絆は深いのか笑」

スタッフA「いいねーー！じゃ、頑張ってくださいね！」

スタッフB「あ、はい、とりあえずこれ！」

バサって衣装投げられて、2人は去っていく。

え、何されんだろ…
まぁ、翔太が傷つかなければそれでいい。

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