【文スト】和菓子屋の夜

栗最中 ページ7

「いらっしゃい、樋口さん……ハッ、口が勝手に!!」

わっはっはっはっはー。

作者に逆らうとこうなるのだぁー!!


「あの、いつもの最中ください。」

「はいはい、何個ですか？」

「4つです」

はいはーい。と云いながら、今日の店番の朔也さんは、店の奥へと行きました。

一人になった樋口さんは、ゆっくりと店内を歩き周りました。

「先輩、大丈夫かな……」

「今度はどうかしたんですか？」

店の奥から包み紙を取ってきた朔也さんが、聞きました。

「いえ、また怪我をしてしまって」

「そうですか、お大事にと伝えて下さい」

「はい……」

それから、最中を包み始めます。



「はい、どうぞ」

「ありがとうございます」

包みを渡すと、目にも止まらぬ速さでレジを打ちます。

速いです。残像が見えます。

「お会計、栗最中4コ1280円也」


樋口さんは、財布を取りだし、1500円出しました。

御釣り、220円也

朔也さんは、御釣りを手渡すと、小さな最中1コを一緒に渡しました。

「おまけです。いつもご利用頂いてる御礼ですよ」

そう云って笑いました。

イケメンです。

「ありがとうございます!!」

樋口さんも、頬を赤らめて笑いました。

栗最中、1コ320円也









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「てめえ!!俺になんつーことやらすんじゃねぇよ!!おまけです、とか云うキャラじゃねぇんだよ俺は!!理想の男性像俺に押し付けんなぁああああ」

ぁああ?!やんのかテメエ!!

「やってやんよ!!チクショーやってやんよ!!」

ぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽかぽか。









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「なんかさー、俺の話短くね？」

気にすんな

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