そばかりんとう&飴細工 ページ21
かりんとうを受け取って、満足したエリスちゃんが、森さんと帰っていきました。
栗子さんが、二人を外までエスコートします。
「じゃあね、栗子!!」
「また何時でも来てね!!新作作って待ってるから!!」
超高級以下略シリーズは止めてくださいね。
一方店内にいる朔也さんは、探偵服の青年を観察していました。
その視線に気が付いた青年が、
「ん？僕の顔に何かついてるの？」
と、朔也さんに聞きました。
「いえ、別に何もついてませんよ？」
ちょっとずれた返答です。
「そっか」
と、青年は再び和菓子の選別にはいります。
青年から話を聞き出すことを諦めた朔也さんは、今度は銀髪の男の人に視線を移しました。
日本刀の辺りで、ピクリと動きが止まりました。
それに気付いた男の人は、柄を裾でそそっと隠しました。
「……もしかして探偵社の方ですか？」
おずおずと朔也さんが云いました。
貴方実はチキンでしょ。
男の人と探偵服の青年は、素早く朔也さんに振り返りました。
「うん、そうだよ」
「確かに我々は探偵社員だ。だが、今日は個人的に買いに来ただけだ」
その時、後ろの扉がガコンと開きました。
「あ、やっぱり？」
栗子さんが、さして興味無さそうに云いました。
やはり、この兄妹の考えは読めません。
「君は栗子さんだよね。国木田や太宰が云っていた」
「あらやだ奥様、この子私の名前分かってらしてよ？」
何故奥様？
「で、そっちの君は朔也君」
「お命頂戴致す」
……は？
「えーと、じゃあ君は江戸川、乱歩、さんかな？そっちは探偵社社長の福沢さん」
朔也さんが云いました。
何故知ってる。
「まぁ、この僕を知らない人なんていないよね。なんて云ったって、この僕だもん」
乱歩さんが、胸を張って云います。
「僕は名探偵江戸川乱歩!!」
「私は＜葉菓子堂＞の釘浜栗子!!」
「俺は＜葉菓子堂＞の釘浜朔也です」
「私は福沢、福沢諭吉だ」
四人あわせて、レッツ・ラ・まぜま○!!
謎の自己紹介タイム。
漂う戦国時代感。
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ユキ(プロフ) - 応援してます！ (2020年10月2日 1時) (
レス) id: 92966b4d55 (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます!!私も書いてる最中えづらこさんの妨害を受ける事がありますww終わる終わる詐欺でよかたぁああああa(蹴 (2018年9月20日 19時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - とても面白いです！話が全然関係ないのですが、栗子と聞くと銀魂の、片栗虎がでてくr((蹴 (2018年9月18日 16時) (レス) id: 61e72eddf1 (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - さくっとチョコレゐトさん» ありがとうございます!!店主二人の和やかな感じ、私も好きです。更新頑張ります!! (2018年1月21日 10時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
さくっとチョコレゐト(プロフ) - すごい好きです。このゆるい感じが何ともたまんないです。お気に入りしました！楽しみにしてます！ (2018年1月21日 0時) (レス) id: 17f3b0bb3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2丁目のひきこもり x他1人 | 作成日時：2017年11月21日 21時
