番外編を何とか終わらせたい作者がm(( ページ48
赤い血を流して倒れる黒いトレーナーの男を前に、私は困惑していた。
A「えっと……何が起きとるんじゃ？どこ此処よ？」
此処は、さっきまで私達がいたユネッ○ンではなく、馬鹿に広くて暗い部屋だった。
銃を仕舞いながら、太宰さんが答える。
太「此処は、ユネッ○サンの近くのホテル跡地。これは異能力者の襲撃だ」
芥「よもや旅行中を狙われるとは」
中「全くだ。随分命知らず野郎だ」
芥川や兄ちゃんも頷きながら云う。
「こいつは」と太宰さんが足下に倒れる黒いトレーナーの男を指差す。
太「こいつは、異空間作成の異能力者だ。空間に呑まれた人間は、この男が見せる幻覚に狂わされる」
太宰さんの言葉が、脳に入ってくる。
あぁ、そういうことか。
だから、太宰さんにも、重力操作が効いてたんだ。
幻覚のツメが甘かった、ということか。
反異能の異能を持つ太宰さんは、空間に呑まれず、この男に会った。
でも、私達が異空間に囚われたまま異能を無効化すれば、空間と一緒に私達も消える可能性があった。
故に、私達が異空間から出てくる迄、待っていた。
太「異空間から抜け出す方法は、囚われた人間が、『此処は異空間だ』と認識すること。あるいは、幻覚を見破ることだと云っていた」
A「あ」
『止めてよ!!偽者の兄ちゃん共!!』
あれが、見破ったとカウントされたのか。
A「兄ちゃんと芥川も、幻覚を見破ったんだ…」
中「あぁ、お前のお陰でな」
芥川も兄ちゃんも、私の方を見て笑った。
少しだけ、格好よく見えた。
芥「Aが5秒以上黙っていたからな。Aが黙ることなんて有り得ない。四六時中騒がしい」
中「Aが上目遣いで『兄ちゃん、死なないで…』なんて云ってきたからな。こいつに限ってんなことしねぇと思った。こんな可愛いことできる奴じゃねぇからな。出来ても可愛くねぇし」
…………。
前言撤回。
酷い扱いに腹が立つ。
私は喋ってなきゃ死ぬ病か。
そして私は絶世の美少女だぞ←
A「でも、だからって殺さなくても………」
太「こいつはね、前に私達ポートマフィアが滅ぼした組織の残党なんだよ」
太宰さんが云った。
太「残党故に、殺しても復讐が無い。ならば、ポートマフィアに楯突いた者の末路として、見せしめになって貰う」
冷たい瞳が、男へ動く。
私は帽子を取って、彼を追悼した。
A「散々な旅行になったね」
もう、帰りたいや。
番外編〜完〜→←番外編を何とか終わらせたい作者が、苦し紛れに巻きに巻いて頑張った!!誉めて誉め((
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2丁目のひきこもり(プロフ) - 幽宮さん» 一応流れは決めてあるのですが……本当にッ!!オチが!!思いつかん!!続編が!!続編がぁあああ!!(きっと書きます！待っていて下さい!!^∀^) (2018年1月28日 12時) (
レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
幽宮(プロフ) - オチがないのは家の妹と同じです、というかオチ作りたくないですよね〜続編楽しみにしてます！ (2018年1月28日 10時) (レス) id: c8dbb90d9d (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 水月さん» すみません!!そうでした!!誤字が本当に多くて、申し訳ないです……。直ぐに直します!!読んで頂きありがとうございます!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
水月 - あのー.....メイウ”ィルじゃなくてメルウ”ィルだと思います。とっても面白いです！ (2018年1月7日 0時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 珠羅さん» そうなんですか!!ずっと勘違いしてました…………。ご指摘ありがとうございます!!直します^ ^ (2017年12月12日 6時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2丁目のひきこもり | 作成日時：2017年10月13日 23時
