【文スト】脳内お祭り騒ぎの中原妹が、友達百人作るみたいです

友達78人 ページ43

また、種田先生は間抜け面になった。

スマホで連写なう。


前話で壊れてなかったかって？

しらねぇな。



A「まぁ私がプレゼントってのは流石に、『フラグ立てておいて「嘘でした」オチ』が好きな作者の悪い癖だとしても、ポートマフィアから特務課にプレゼントがあるのは、ホントだよ」

種「じゃぁ、本当の貢物は何だ？」

私は、封筒を取り出す。

A「開けてみな？」

封筒を受け取った先生は、ゆっくりと開封した。

入っていたのは、数枚の写真であった。

白鯨やメルヴィルさん、＜組合＞の団員と思しき人物たちの写った古い写真。


種「此れは……一体」

A「今回の報告書を書いたことの助けになればと思って」


先生は、まじまじと写真を見た。



暫くそうしていて、やがて写真から目を離して私を見る。

A「そこに写っているデカいモービルが、今回堕ちた白鯨。それに、そこに一緒に写っているおっちゃんが、二代前の＜組合＞のトップ、メルヴィルさん」

種「此れが白鯨か？写真で見たものとはずいぶん違うぞ？しかも、メルヴィルとは、現在は一介の構成員であろう？」

A「白鯨は、フィッツジェラルドさんに代わってから、いろいろと変貌を遂げたみたいだよ？メルヴィルさんは、自らトップを降りたって聞いた」

種「……どこでそんな情報を？」

A「企業秘密」


本当は、メルヴィルさんから直接聞いただけの事だ。

写真は、裏の情報屋に集めて貰った。


先生は、顔をしかめた。


A「相当精巧なモービルだよね。そんな機械を、簡単にハッキング出来るもんかな」

種「裏切り者………内通者がいたのか？では、誰と内通していたんだ?」

A「ところで、＜組合＞はどうして、こんな異国の地に来たんだっけ。探し物、とか云ってたよね」

種「欧州の異能力組織がわざわざ海を越えてまで探す価値のあるもの、それを狙っている組織が、＜組合＞１つだけであろうか………」

A「ある訳無い。そして今、ブラックリストの中で、横浜近くに存在が確認されている奴がいなかった？」

種田先生に、返答を促す。

A「先生なら、知っているんじゃない？」




はあ、と大きな溜め息。

吸い込んで、出ていった幸せを根こそぎ奪う←

種「貢物は、新たな仕事だったのか？」

A「新たな情報だよ」

復活!!番外編!!箱根旅行!!季節はまさかの夏!!→←友達77人

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