【文スト】脳内お祭り騒ぎの中原妹が、友達百人作るみたいです

友達42人 ページ4

A「………というらしい」

私は、森さんと中兄に、太宰さんから聞いた事を話した。

ビッグリアクションを求めていた訳ではなかったが、思いの外薄い反応だった。

森「異能力を司る異能力ねぇ。中原君、君はその＜窃盗＞や＜掌握＞の事を、気付いていたかい？」

中「……はい」

A「はぁああああああああ?!早く云えよ!!少なくとも私が此処に帰って来た瞬間に云え!!」

中「無理だ!!手前が何話すかなんて予想出来ねぇよ!!未来予知でもしろと?!……それに、これは手前に隠そうとしてた事なんだからよ」

隠す？

中「太宰の阿呆と決めてたんだ。この能力は、封印するべきものだから」


森「ふぅん。……まあ、兎に角今は探偵社や＜組合＞の事を考えよう。事が済んだら、詳しく調べよう。」

中「分かりました」

森「Aちゃんは、芥川君を迎えに行って」

A「はあ？私今帰ってきたとこなんすけど。超疲れてるんすけど」

森「帰ってきたら、食事なんてどう？エリスちゃんも一緒に」

A「喜んで迎えに行かさせて頂きます(即 」







A「芥ー川ぁ………」

芥川がいるという港に来てみましたが。


ええ、もう安定の血の海ですわ。

あっちのミッチェルさんなんか、人虎並の串刺しですよ。
これは、羅生門(進化版。厨二度増し)喰らったね。

ホーソーンさんも血ぃブッシャーなってますよ。あなた、血を操る異能じゃなかったでしたっけ(何戦線だ)。


A「生きてる？芥川」

白目で倒れていた芥川を、指先でつついてみる。反応はない。

森さん曰く、「一番やる気に溢れている子を送った☆」とのことだったけど、人選ミスってるよ、これ。

マフィアの仕事=殺し、を地でいく奴だから、この子。

ひとまず、芥川を執務室まで連れて帰るか。


森「ご苦労様。救護班に回してね」

A「さあ、エリスちゃんと食事じゃ!!今ならちょっと遅めのランチじゃ!!ざまあ中兄!!何食べたい？エリスちゃん」

エリス「さっきケーキいっぱい食べたから、お腹空いてないの。リンタロウと二人で行ってきて」

A「ステーキ？オムライス？何でもいいよ？」

エリス「だから、お腹空いてないって」

A「ん？『Aとなら何処でも』だって？嬉しいなぁ」

エリス「云ってない。二人で行ってきて」

A「Σ(・Д・///)………夢か」

エリス「現実よ」

堅くなな幼女だった。

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