友達62人 ページ25
何時までも心配そうな顔の中兄の頭を、思い切り殴ってやった(おい)。
胸倉を掴まれた。
中「俺今何かやったか！？」
A「何も？」
白を切って、そっぽ向く。
顔を背けていると、舌打ちされた。
中「……大丈夫なんだな」
A「ここで『私は大丈夫』とかいうと死亡フラグだから、あえて何も云わん」
中「死ぬなよ」
A「ここで『うん』とか答えちゃうと、死亡フラ(以下略」
中「必ず帰ってこい。じゃねぇと、許さねぇからな」
A「ここで(以下略」
中「一回位真面目に答えやがれ！！」
A「以下りゃｋ」
中「云わせるかぁ！！」
A「云わせろぉおおお!!」
何のやり取りだ。
森「仲良いね」
何処を見て云っているんだろうか。死ね。
中「本当に怖いもの知らずだな」
凄い引き気味な感じに突っ込まれたが、取り敢えず手は離してもらえた。
目を見ると、澄んだ緑色の瞳が、私をしっかり捉えていた。
中「手前が死ぬなんてこたぁねぇだろうが、油断するな。相手は欧米最大の異能力組織だ。空中要塞故、いざとなった時の援護も送れねぇ。太宰の阿呆も、そっちに行くことは出来ねぇんだ。死にそうになったら、迷わず逃げろ」
長文、あざす←
A「心配どうも。でも、私は死なないよ。死にたくないもん。私にはまだ、やるべきことが残ってる。必ず、帰ってくるよ」
私も、中兄の瞳を見つめた。
中兄は、何も云わずに、帽子をとった。赤髪が、日の光で輝いている。
そのまま、中兄は帽子を私の頭に被せた。
中「きちんと返せよ。失くしたら殺すからな」
中兄の頬が、ほんのり赤くなっていた。
私は、頭の上の帽子を見上げた。
そして、満面の笑みで。
A「この帽子、イマイチ好きになれないデザインなんだよなぁ」
中「じゃぁ返せ！！」
とんできた腕をしゃがんで躱す。
A「ヤダ。帰って来た時に返すから……そういう約束でしょ？」
中兄が、ぐうと呻って舌打ちをする。
帽子を目深に被り、この街を思い浮かべる。
A「異国の異能組織が、私達の街を焼こうだなんて、いい度胸だね。百倍にして叩き返してやる」
己の意思を確かめるかの様に呟き、私は敦君を思い浮かべる。
あの自信のなさげな白髪の少年が、街ひとつ救おうとしていると思うと、
A「先輩が助けに行かなきゃね」
等とも思ってしまう。
クイッと帽子を上げ、笑った。
私と中兄は、互いの拳をぶつけた。
中「もう一度云う。帰ってこい、必ず」
A「オメェに云われるまでもねぇよ」
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー食べ物
おでん
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2丁目のひきこもり(プロフ) - 幽宮さん» 一応流れは決めてあるのですが……本当にッ!!オチが!!思いつかん!!続編が!!続編がぁあああ!!(きっと書きます！待っていて下さい!!^∀^) (2018年1月28日 12時) (
レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
幽宮(プロフ) - オチがないのは家の妹と同じです、というかオチ作りたくないですよね〜続編楽しみにしてます！ (2018年1月28日 10時) (レス) id: c8dbb90d9d (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 水月さん» すみません!!そうでした!!誤字が本当に多くて、申し訳ないです……。直ぐに直します!!読んで頂きありがとうございます!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
水月 - あのー.....メイウ”ィルじゃなくてメルウ”ィルだと思います。とっても面白いです！ (2018年1月7日 0時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 珠羅さん» そうなんですか!!ずっと勘違いしてました…………。ご指摘ありがとうございます!!直します^ ^ (2017年12月12日 6時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2丁目のひきこもり | 作成日時：2017年10月13日 23時
