友達61人 ページ24
ポートマフィアのビルの屋上は、眺めがいい。横浜の街並みがよく見える。
窓の外を眺めながら、私は森さんと話をする。
森「太宰君には、芥川君のことについて一報入れてあるから。いざとなれば彼を頼ればいい。逝ってらっしゃい」
おい、字。
死ぬこと前提かよ。
A「行って来いってことは、森さん。白鯨の座標は分かってるんだよね」
森「いや、上空を移動しているから、特定は難しいんだ」
じゃあどうしろと?
適当な所に移動して、落ちて死ねと?
森「いや、もっと確実に移動できるよ」
A「どうやって。私は白鯨を見たことないし、勿論触れてもないし。<組合>の団員も接触してるかもだけど、どんどん人が抜けてってるんでしょ?」
森「いやいや、<組合>に頼る必要はないよ」
A「は?どういう……」
其処まで云って、ふと気づいた。
そうだ。これは元々<組合>との戦争じゃないんだ。
これは、三社戦争だったんだ。
A「探偵社が、白鯨にいるってこと…?」
森「ああ。それも、君とは関わりのある人物だ」
太宰さんかと思ったが、それはないと思い直す。
太宰さんなら、きっと誰かの陰で動くことだろう。
だとしたら、私と関わりのある探偵社員なんて。私が触れたことがある人なんて。
森「人虎の少年が、白鯨に乗り込んでいるらしくてね。彼の元に移動してくれ」
A「敦君……」
君も押し付けられたクチか。
いや、敦君なら買って出たかもしれないね。
君は自分を過小評価し過ぎなんだ。
中「手前が過大評価なんだろ」
中兄が現れた。
ああ、云い忘れていたけれど、午前中の描写が省かれているのは、中兄にボッコボコのフルボッコにされていたからである。
気ぃ失いかけていた。
中「首領、Aを<組合>に中てるなんて、聞いていません。説明をお願いできますか」
中兄が、森さんに向き直った。
森「Aちゃんが、最もこの場面で有利に動けるからだよ。中原君、君には、最悪の事態に備えてもらいたいんだが、駄目かい?」
中「…………」
森「その沈黙は、肯定かい?否定かい?」
A「中兄、私に良いとこ持ってかれそうで、焦ってるんでしょ」
ニヤニヤが止まらんぜ。
中「ッ…!な訳あるか!!糞、心配して損した……」
A「え、中兄心配してたの」
中「んなマジな顔して驚くな。俺だって心配位してやるわ。たった一人の家族なんだからよ」
ツンデレ中兄。この時ばかりは感謝した。
A「私は大丈夫だから」
と、笑ってみせた。
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
ラッキー食べ物
おでん
39人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 幽宮さん» 一応流れは決めてあるのですが……本当にッ!!オチが!!思いつかん!!続編が!!続編がぁあああ!!(きっと書きます!待っていて下さい!!^∀^) (2018年1月28日 12時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
幽宮(プロフ) - オチがないのは家の妹と同じです、というかオチ作りたくないですよね〜続編楽しみにしてます! (2018年1月28日 10時) (レス) id: c8dbb90d9d (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 水月さん» すみません!!そうでした!!誤字が本当に多くて、申し訳ないです……。直ぐに直します!!読んで頂きありがとうございます!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
水月 - あのー.....メイウ”ィルじゃなくてメルウ”ィルだと思います。とっても面白いです! (2018年1月7日 0時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 珠羅さん» そうなんですか!!ずっと勘違いしてました…………。ご指摘ありがとうございます!!直します^ ^ (2017年12月12日 6時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:2丁目のひきこもり | 作成日時:2017年10月13日 23時