【文スト】脳内お祭り騒ぎの中原妹が、友達百人作るみたいです

友達54人 ページ17

森さんの首元に日本刀を突きつけていた福沢さんが消えた時は、私も驚いた。

森「立体映像の異能か」

森さんが、察したように呟いた。

森「楽しい会議でした。続きはいずれ、戦場で」

踵を返して、歩き出した。

福「今夜探偵社はＱの奪還に動く」

森さんの背中に、福沢さんが言葉を投げた。

森「それが？」

福「今夜だけは邪魔をするな。お互いの為に」

森「何故」

福「それが我々唯一の共通点だからだ。この街を愛している。この街に生き、街を守る組織として、異国の異能力者に街を焼かせる訳にはいかぬ」

森「・・・＜組合＞は強い。探偵社には勝てません。ということで、太宰君」

いきなり話をふられた太宰さんが、ピクリと動いた。

森「幹部に戻るという勧誘話は、まだ生きているからね」

太「まさか」

太宰さんが、心底いやそうに吐き捨てた。

太「そもそも私をポートマフィアから追い出したのは、貴方でしょ。森さん」

A「もーやだー。この人たち怖い」

耳を塞いで蹲った。聞かぬが仏だ。

太「私は、貴方と組むなど反対です」

最後の言葉だけ、はっきりと聞こえた。

はい。私も反対です。怖すぎる。

森「行こう、Aちゃん。執務室まで頼んだよ」

A「はい一刻も早くこの場を立ち去りたいです怖すぎますこの空気」









そして、日が暮れた。

中兄と一諸に、夜空を見上げていた。

A「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやｙ」

中「うるせぇ！俺も嫌だ。だが、首領の命令は絶対なんだから、仕方ねえだろ」

A「誰だよ、そんなルール考えた奴！」

中「いや、こういうルールねぇと、首領の意味ねぇだろ」

正論に、組伏せられて、ぁうっと唸る。

中「あそこだ」

・・・・
足元からのスポットライトを確認すると、私と中兄は、臨戦態勢に移った。


眼下のもの・・・古ぼけた小屋、＜組合＞の団員、そして太宰さん。

それらを確認して、私と中兄は落下した。


落下した際に触れた人は、全員重力を加えて地面に叩き付ける。それ以外の人も、重力波を飛ばして、倒す。

A「云っとくけど」

中「この塵片したら、次は手前だからな」






双黒の、復活。

オーバーラップは重なった。

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8

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西 - この方角に福があるはずです

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