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A「太宰さん!?手ェもげる!!んな強く引っ張んないでよ」

私の手を掴んだまま、駅のホームに走っていく太宰さんは、走りながら、私に尋ねた。

太「何故Qの解放を止めなかった。君なら森さんにも、掛け合えた筈だ」

A「私に何を求めているかは分からないけど、私もポートマフィアの人間だよ。森さんの云うことには従うというルールがある。忘れたの?首領の命令は、絶対なんだよ」

太「森さんは、Qをどう使うつもりなんだ」

A「気付いてるでしょ。答え合わせなら、してあげる」

太「いい。どうせ、もうじき分かる筈だ」

私の腕を握る手に、力が籠る。地味に痛い。





駅のホームに着いたら、作戦通り、敦君に呪いがかけられていた。

A「うわ、派手にやっちゃって」

敦君は、ナオミちゃんの首を、ギリギリ締め付けていた。

太「よく見るんだ、敦君!!」

敦「………え」

我に返ったらしい敦君が、ナオミちゃんを下ろし、頭を抱え、呟いた。

敦「違う……僕はただ………変わりたくて……皆を守ろうと……」

太「消えろ。異能力『人間失格』!!」

人形を見つけた太宰さんが、異能力無効化で呪いを解く。


丁度後ろで、電車が出た。

開かれた電車の扉から、夢久が満面の笑みで、此方を見ていた。

夢「太宰さんの新しい友達って、壊れ易いんだね」

A「て、ちょ。夢久?!アンタ勝手に帰んな。ねえ、ちょっとぉ?!」

夢「じゃあね!!太宰さん、Aちゃん!!」

A「いやいや、私はアンタを連れて帰んなきゃなんだけど?!ねえ、ねえ!!夢久!!まてまて!!カムバァック!!」

夢「また遊ぼうね!!」

手を振って、行ってしまった。
ふざけんな。誰が怒られると思っとんじゃ。


A「ま、いっか。一応傍に瞬間移動出来るようにしてあるし」

呟いてから、敦君を見た。


敦君は、駅のホームにへたり込み、叫んでいた。

敦「僕は駄目だ!!僕は……僕は!!」

太「敦君」


太宰さんが、近付いていき、近くにしゃがんだ。



パチン、と乾いた音が響いた。

太宰さんが、敦君の頬を叩いたのだ。

太「たまには、先輩らしく、アドバイスでもしようか」

私の時にも、やって欲しかったな。
本当に敦君に甘いよね。

太「自分を哀れむな。自分を哀れめば、世界は終わりなき悪夢だよ」

A「優しいこと云っちゃって」

クスッと笑う。

A「まぁ、夢久の呪いを受けていた時に、どんな映像を見せられていたかは分からないけど、守ろうとしたんでしょ?事務員さん達を」

守ろうとしたならば、

A「駄目だ、なんて云わないでいいよ」



私よりは、良いのだから。

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2丁目のひきこもり(プロフ) - 幽宮さん» 一応流れは決めてあるのですが……本当にッ!!オチが!!思いつかん!!続編が!!続編がぁあああ!!(きっと書きます!待っていて下さい!!^∀^) (2018年1月28日 12時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
幽宮(プロフ) - オチがないのは家の妹と同じです、というかオチ作りたくないですよね〜続編楽しみにしてます! (2018年1月28日 10時) (レス) id: c8dbb90d9d (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 水月さん» すみません!!そうでした!!誤字が本当に多くて、申し訳ないです……。直ぐに直します!!読んで頂きありがとうございます!! (2018年1月7日 8時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
水月 - あのー.....メイウ”ィルじゃなくてメルウ”ィルだと思います。とっても面白いです! (2018年1月7日 0時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 珠羅さん» そうなんですか!!ずっと勘違いしてました…………。ご指摘ありがとうございます!!直します^ ^ (2017年12月12日 6時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2丁目のひきこもり | 作成日時:2017年10月13日 23時

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