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「お、来た来た。森さん、あの人たちは本当に何も知らないみたいだよ」

パソコンに送られてきたメールの添付画像には、所謂裏サイトのページが載っていた。



『とりあえずスリリングな非日常を経験したいボーイズあんどガールズ!!集え!!金でるぞ!!うははははな金額だぜ!!

 働きによっては、報酬弾むぜ。つーか、最低でもゼロ8個はつくぜ』



「こんなふざけた広告に乗る奴がいるのか」

そうして集められた彼ら。

森さんが、その画面を見てフっと息を吐いた。

「くだらないねぇ」

取り敢えず芥川に連絡を取り、紅葉姐さんや中兄も含めて、全員を執務室へ集める。

「長引きそうな戦いだ」

森さんが呟いた。

「こんな時に限って、如何してAちゃんは異能を失くすかねぇ。其処の交番に聞いてきたら?」

「ん〜、捕まりそうだからいいや」

「今の君は、居てもいなくても変わらないよ」

森さんの瞳の奥が、ギラリと揺らいだ。

私はフイと目を逸らす。

すると、扉が音を上げて開き、ブーツのヒールが室内に反響した。

「何じゃ鴎外殿、正面口がひどい有様じゃぞ。さぞかし隠蔽は大変じゃな」

彼岸花の描かれた赤い着物を纏い、姐さんが入ってきた。

「首領、大丈夫ですか?俺がいなかったばかりに……」

続いて血相を変えて飛び込んできたのは、中兄だった。

執務室であるにも関わらず、外套に付いた砂埃は払ってない。

「ケホッ……失礼致します」

最後に、芥川。

三人に対して、森さんは穏やかに笑った。

「して、鴎外殿。なぜわっちらを呼び出したのかえ?」

「Aが何か失礼なことでも?」

真顔で心配するなアホ兄。

「見ての通り、コミュニティは命知らずの者のようだよ」

森さんは、ゆっくりと笑った。

その眼をスウと細め、私達に何かを悟らせるように射抜く。



「此れより、ポートマフィアは<コミュニティ>と全面戦争を開始する」

全員が固唾を飲んだ。

そんな中、執務室の中にバゴッと云う不穏な音が響いた。



「首領!!何なんですかこの仕事量!!抗議します!!休みをください、3年位!!」



叫び散らしているのは、一見すれば大学生にも見える女性だった。

中兄や紅葉姐さんが、目を見開いている。

「お、来たかい時雨君」

真っ白い外套が左右に忙しなく揺れて、靴音が不規則に響く。

「首領、我々は休みを求めてストライキを起こす所存でございます!!」

「まあまあ落ち付き給え。電戦部隊隊長」

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2丁目のひきこもり(プロフ) - 蘭香さん» ありがとうございます!!(^ ^)頑張ります!!頑張りま、あ……、(・з・;)〜♪頑張ってみせます(汗) (2018年5月22日 21時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭香 - とっても面白いです!これは★いっぱいやな。更新待ってますー頑張ってくださいね! (2018年5月21日 19時) (レス) id: 4a14a6da47 (このIDを非表示/違反報告)
2丁目のひきこもり(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございます!!そういって頂けて嬉しいです。何とか時間を見つけて更新していこうと思います!! (2018年5月19日 18時) (レス) id: e7f710c5d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - 面白かったです!これからも更新待ってます!頑張って! (2018年5月19日 5時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2丁目のひきこもり | 作成日時:2018年4月7日 17時

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