Story28 「お嬢様？！」 彩side ページ9
数日後
彩「ただいま」
玄関のドアを開けると、ママがすっ飛んできた
彩ママ「神崎さんが来てるわよ」
えっ？！もしかして、フランス語を教えに来てくれたのかな？
彩ママ「神崎さんってすごいのね
彩の第一志望の中学通ってて、子供の頃はアメリカに留学してたなんて・・・
おまけに、あの神崎家のお嬢様なんんでしょう？すごい友達ができたわね！」
ママが色々神崎さんを褒めるなか、私は気になったことがあった
彩「神崎家のお嬢様って、なに？」
彩ママ「あら、そんなことも知らないで付き合ってたの？
神崎家っていうのは、平安時代から続く名家で、数々の事業を成功させている大財閥よ」
神崎さんがお嬢様！？
うわぁぁ・・・そんなすごい子とクラスが一緒だったんだ・・・
あ、じゃあいつか尾行した時に迎えに来た車って、その財閥の？！
私はそんなことを悶々と考えながら、ママの話を聞いていた
彩ママ「神崎さんがね、フランスに行くにあたっては、
言葉を身につけておかないと不便ばかりでなく、危険でもあるから、
彩にフランス語の指導をしようと思ったんですって！
ほんと、名家のお嬢様は考えることが違うわ・・・」
手を洗って、神崎さんが待っているダイニングに向かった
ドアを開けると、ソファに神崎さんは座っていた
背もたれによりかかり、長い脚を組んで、片手で持った文庫本を読んでいた
私に気づいて目を上げ、こちらを見て微笑んだ
『約束通り、フランス語を教えに来たわ。これから夏休みまで、フランス語の指導をします
今日は、テキストを選んで、スケジュールを組むだけ。明日から一緒に頑張りましょう』
そう言ってから、神崎さんはフランス語の学習の仕方を説明してくれた
『語学は、習うより慣れろって言って、
より多くのフランス語に接していれば、自然と身につくものよ
心配しなくても大丈夫よ。学校や秀明の勉強に影響しないように、スケジュールを立てましょう』
神崎さんと、いく冊かのテキストを持ってきていて、
相談津ながらその中から１冊を選び、それに沿ってスケジュールを立てた
夜寝る前に聞くようにと、ＣＤも渡してくれた
『これは、「幸福の王子」の物語よ。聞いても意味が取れないと思うけど、
耳を慣らすのと、イントネーションを覚えるのにいいから、聞きながら眠るといいわ』
帰っていく神崎さんに、感謝の気持ちを込めて、お礼を言った
Story29 「フランス語は、腐乱酢語？」 彩side→←Story27 「フランス語？！」 彩side
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月姫(プロフ) - ユユ さん» お気遣い、ありがとうございます！ (2018年3月26日 0時) (
レス) id: 1d969ac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - やっぱり、面白いですね！最高です!!更新頑張ってください！でも、けして無理は、しないでくださいね！ (2018年3月26日 0時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ユユさん» いつもコメントありがとうございます！励みになります！ (2018年3月19日 21時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 続きが、とても気になります！更新頑張ってください！次の更新、楽しみに待ってます!! (2018年3月19日 21時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ほんと、亀更新ですみません！ (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月姫 x他1人 | 作成日時：2017年10月23日 14時
