Story26 「オーベルニュ?」 彩side ページ7
上杉「あのさ、聞きたいんだけど」
上杉君が両腕を上げ、頭の後ろで組みながら神崎さんを見た
上杉「行かせてやるって立花に言った時、もう応援団のことが頭にあったわけ?」
『まあ、すぐ考えれば思いつく策だったからね』
彩「え?じゃあ、福引でフランス行きのチケットが当たったって言ってたのは・・・?」
『ああ、あれね・・・』
神崎さんは、気まずそうに目をそらした
『嘘も方便、ってよく言うじゃない?』
彩「え?!じゃあ宿泊費なんかは・・・」
『ああ大丈夫。たかが二人分の旅費で傾くほど、財布は軽くないから、安心して』
いや、まったく大丈夫じゃないから!!
そう言おうとしたら、島崎さんがドーナツを持ってきてくれ、みんなでお茶を飲みながら別の話をしているうちに旅費の事についてはみんな忘れていた
若武「KZリサーチ事務所の、この夏のテーマは、オーベルニュでの大活躍だ」
そう言いながら若武は、用意してあった地図をテーブルの上に広げた
それは、フランスの地図だった
若武「俺たちが親善試合をしたり、宿泊したりする寄宿学校は、オーベルニュにある」
それは、私が今まで聞いたこともない地名だった
若武「ここだ」
若武が指さしたのは、パリからフランスの中央部を超えて、真っ直ぐ南に下がった山の中の街
若武「オーベルニュ地方のサン・フルール市
このあたりは、中央高地と呼ばれる山岳地帯で、日本でいうと長野県みたいなところらしい」
私は、長野県を思い浮かべた
おばあちゃんの家が長野県だったから、時々行ったことがあるんだ
小塚「オーベルニュなら、山岳は山岳でも、火山地帯だよ」
小塚君がうれしそうに言った
小塚「このあたり一帯に、あらゆる時代の火山がそろっていて、『火山形態の博物館』
って呼ばれているんだ。今はみんな、休火山になってるけどね
溶岩の流出や、爆発でできた湖もたくさんある。一度見てみたいと思ってたんだ。楽しみだな」
シャリの小塚だから、血が国も詳しいんだよね
『ねえ、ちょっといい?』
神崎さんが、軽く手を上げて言った
『私達が行く予定のホテルって、ローヌ地方のリヨン市にあるんだけど・・・』
そう言いながら、まだ広げてあった地図を指さした
指は、オーベルニュの隣の地方を指していた
地図上だからよくわからないんだけど、結構遠そうだった
上杉「そこらへんはバスや電車を使えば問題ないだろう?」
『まあ、それもそうね・・・』
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月姫(プロフ) - ユユ さん» お気遣い、ありがとうございます! (2018年3月26日 0時) (レス) id: 1d969ac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - やっぱり、面白いですね!最高です!!更新頑張ってください!でも、けして無理は、しないでくださいね! (2018年3月26日 0時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ユユさん» いつもコメントありがとうございます!励みになります! (2018年3月19日 21時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 続きが、とても気になります!更新頑張ってください!次の更新、楽しみに待ってます!! (2018年3月19日 21時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ほんと、亀更新ですみません! (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2017年10月23日 14時