Story50 「日本限定の探偵チーム」 ページ31
上杉「だいたい、ミシアを真実根拠って、なんなんだ。ありゃしないだろ?俺たち、ミシアに踊らされてるんじゃないのか」
部屋の中に、白々とした空気が漂った
若武「ミシアを信じる根拠は、ただ一つ。それはミシアが、事件の依頼者だからだ。俺たちは、ミシアの為に活動してるんだ」
上杉君が、ちからなく呟いた
上杉「報酬のためだろ」
その言葉は、怒るのではないかと思ったが、意外にもあっさり頷いた
若武「それも、ある」
どうも疲れていて、怒るだけのエネルギーがわいてこないらしい
火事のときに、必死になって動き回っていたらしいし
若武は、横になっている上杉君の隣に勢いよく腰を下ろし、片手でその胃のあたりをたたいた
若武「しっかし。今回は、ちっともうまくいかないよな、ちきしょう」
上杉君は顔をゆがめ、俺にあたるな、と言いながらその手を払いのけた
黒木君が低い声でつぶやく
黒木「うまくいかないのは、みんなが自分の力を発揮できないからだ。とくに俺は、こっちに1人の知り合いもない。それでなんの働きもできないんだ。できるのは、上杉先生と一緒に走り回ったり、病院や教会にしのびこむことぐらいさ」
悲しげな笑いを浮かべた黒木君の肩に、上杉君が伸ばした片足をのせた
上杉「黒木ばっかじゃないよ。俺も、てんでダメ。ここじゃ、数学なんて使いようもないしさ。自分で呆れるくらい無力だ」
そんな弱音を吐きながら、いつもキリッとしているその眼差しは、どうしようもなく虚ろで、孤独だった
小塚君がため息をつく
小塚「僕の知識も、まったく訳に立ってないよ」
彩「私たちの力って、日本限定なのかな。KZ は、グローバルじゃないのかも」
立花さんがそう言うと、突然若武が突っ立った
若武「そんなことはない」
そう言いながら、ちょっと力をぬく
若武「はずだ」
いつも元気な若武も、やっぱり、かなりこたえているみたいだった
若武「ここに来た目的は、KZの飛躍だ。グローバルな進化を遂げるためだ。落ち込んでどうすんだ」
若武、言葉が浮いてるよ・・・
若武「よし、いいことがある」
思い切ったように言って、若武はみんなを見回した
若武「今日は、もう寝よう」
それがいいことって、この子たち、最低なところにいるわね
若武「すべては明日だ。明日、早朝会議と行こう。朝5時半に、ここに集合だ。じゃ、解散」
『一応いっとくけど、その会議まで私は参加しないわよ』
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月姫(プロフ) - ユユ さん» お気遣い、ありがとうございます! (2018年3月26日 0時) (レス) id: 1d969ac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - やっぱり、面白いですね!最高です!!更新頑張ってください!でも、けして無理は、しないでくださいね! (2018年3月26日 0時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ユユさん» いつもコメントありがとうございます!励みになります! (2018年3月19日 21時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 続きが、とても気になります!更新頑張ってください!次の更新、楽しみに待ってます!! (2018年3月19日 21時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ほんと、亀更新ですみません! (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2017年10月23日 14時