Story48 「向こうの本気度」 ページ29
若武「こっちは、ミシアの協力を期待できる。黒木グループより、やりやすいよな。やっぱりもう一人、あっちにつけてやればよかった」
と、若武が髪をかき上げながら言うが、たぶん、病院のほうは成果があがらないだろう
なにしろ、巨大な組織が、依頼人の背後にいるのだから
みんながミシアの部屋を訪ねようとするが、さすがに私はそこまで付き合いきれないので、みんなから離れて、自称ラングさんのもとに向かった
その途中に、窓の外から、庭の木の陰に男が立っていた
監視、かな?
ここからだとあまり男の顔は見えず、あの服屋にいた男かどうかはわからなかった
だが、途中で見たことない男が、部屋に入って行ったのを見つけた
その男の後を追いかけ、部屋に入ると、男は驚いたようにこちらを見た
『火をつけて、ラングのアルバムやビデオを燃やす気ですか?』
「そんなことするわけないだろう。火を付けたら火事になってしまうし・・・」
男は笑ってごまかしながら、そう言った
この人は、私が協力者の子供だということに気づいていないのか?
私は少し考えた後、少し微笑み、安心させるように言った
『私の名前は、神崎弥奈。今回、ミシアを逮捕するために着た、日本警察です』
「えっ、君のような幼い子が?」
男は案の定、とまどっている様子を見せたが、自分のやるべきことを思い出したのか、時限式の発火装置を取り付けた
それを見届けてから私は外に出た
しばらくすると、さっきの部屋が煙で満たされていくのがわかる
その煙は、少し外に出たような形を見せたが、次の瞬間、爆発音がした
そして、近づいてくる消防車のサイレンを聞きながら、みんなが避難してくるのを待っていた
次々と、屋敷からカナルさんたちや使用人が避難してきた。遅れてミシアとみんなも
ラング?「ミシア、大丈夫かい。お前の部屋は玄関に近いのに、なんで避難がこんなに遅れたんだ?」
自称ラングにそう言われ、ミシアはムッとしたように答えた
ミシア「あなたとなんか話したくないわ」
その後、消防活動が早く終わり、現場検証が行われた
一時間ほどかけて館にいた全員の証言を集めた
若武はどこか不満そうに何かを言っていたが、少し離れたところにいるため聞こえない
すると、立花さんはゾッとしたような顔をしながら、自称ラングさんとカナールさんを見た
その二人は、用心深そうな表情で、じっと警官を見つめている
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月姫(プロフ) - ユユ さん» お気遣い、ありがとうございます! (2018年3月26日 0時) (レス) id: 1d969ac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - やっぱり、面白いですね!最高です!!更新頑張ってください!でも、けして無理は、しないでくださいね! (2018年3月26日 0時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ユユさん» いつもコメントありがとうございます!励みになります! (2018年3月19日 21時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 続きが、とても気になります!更新頑張ってください!次の更新、楽しみに待ってます!! (2018年3月19日 21時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ほんと、亀更新ですみません! (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2017年10月23日 14時