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Story43 「カナールさん」 彩side ページ24

私はメイドさんたちの言葉に目を丸くしながら黒木君と神崎さんを見た

神崎さんは、驚いた素振りもなく、成り行きを見ていた

黒木君はこちらを見ていて、私たちは、目と目ですばやく話し合った


彩「じゃ、ラングは生きていたの?」

黒木「かもしれないね。でも今の状況では、そうとも言いきれないと思うけど」


若武が、がまんできないといったように体をよせてくる


若武「なんだって?」


黒木君が状況を教え、若武が上杉君に、そして上杉君が小塚君に伝えた


ミシア「あなた・・・・・」


真っ青になったミシアが、メイドさんを睨む


ミシア「この男とグルなの?買収されたのね。そうでしょ?」


メイドさんは、うつむいたまま顔を上げなかった

ミシアは、もう一人のメイドさんのそばによっていく


ミシア「あなたは、どうなの」


それは、まだ若いメイドさんで、泣き出しそうになりながら答えた


メイド2「ミシア様、しっかりなさってください。

そのかたは、ラング様にまちがいございません」


ミシアはとっさに手をあげて、そのメイドさんの頬を打とうとした

若武が、その手に飛びついて止める


ミシア「はなして。許せないわ。ウソばっかり言って」


若武ともみ合うミシアを見て、男の人は大きなため息をつき、

それから思いついたようにすみのテーブルに歩み寄った

そこに置いてあった電話を置き、こちらを振り返った


ラング?「自分が自分であることを証明しなけりゃならないなんて、

まったく奇妙な話だがね、しかたがない」


やがてノックの音がし、ドアがひらいて二十代くらいの男の人が顔を出した


?「どうかしたんですか、叔父さん」


金髪で、中くらいの背丈のフランス人だったけれど、なんとなくいい感じはしなかった

どことなく、まじめじゃないって雰囲気を漂わせていたから


ラング?「ああ、カナール君」


これが、甥のカナールさんなのか

私は、じいっとカナールさんを見つめた

話に聞いていたとおり、やっぱ、感じ悪いな


ラング・「入ってくれ」


カナールさんは入ってきて、びっくりしたようにあたりを見まわした


カナール「この子たちは?」


黒木君が進み出て、片手を差し出し、握手を求める


黒木「僕たちは、寄宿学校に親善試合に来ているイレブンと、その友人です。

街でミシアさんと出会って、お昼に呼ばれたので、おじゃましました」


カナールさんは、わかったというようにうなずきながら握手を交わした

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月姫(プロフ) - ユユ さん» お気遣い、ありがとうございます! (2018年3月26日 0時) (レス) id: 1d969ac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - やっぱり、面白いですね!最高です!!更新頑張ってください!でも、けして無理は、しないでくださいね! (2018年3月26日 0時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ユユさん» いつもコメントありがとうございます!励みになります! (2018年3月19日 21時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 続きが、とても気になります!更新頑張ってください!次の更新、楽しみに待ってます!! (2018年3月19日 21時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ほんと、亀更新ですみません! (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2017年10月23日 14時

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