Story42 「異変」 彩side ページ23
ラング?「ミシア、私は心臓が悪いんだ。悪ふざけは、そろそろやめてくれないか。
気分が悪くなってくる」
男の人は、深刻な顔つきになりはじめていた
そんな男の人にミシアは、驚きと怒りで取り乱した声を出した
ミシア「あなたはラングなんかじゃないわ。顔だって全然違うじゃない。
いったいなんのつもりよ。ラングは死んだのよ。
病院で息を引き取ったのを、私、この目で見たんだから。明後日には、お葬式なのよ」
男の人は、大きく首を横にふった
ラング?「何を言っているのか、さっぱりわからないね。私はこのとおり、生きているよ。
だが、そんなことを言うところをみると、ミシア。これは、おまえが書いたのか」
広げられたその用紙には、「死亡届」と書かれていた
下の方には、「医師の証明」という欄があり、サインがされている
ラング?「医師のサインを偽造して、私の死亡届を出すつもりだったのかね。
まだ生きているというのに。カナールが言っていた通り、おまえは私を死んだことにして、
財産を手に入れようとしていたのか」
私たちは、顔を見合わせた
若武と上杉君、小塚君は、言葉がわからないものの、異変を感じているみたいで、
それがはっきりつかめないことに苛立っていた
若武「どうなってるんだ」
若武に言われて、黒木君はすばやく答える
黒木「この男性が、自分はラングだと言い張ってるんだ。
ミシアは、見たこともないと言っている」
3人は、目を見張った。
上杉「おもしれーじゃん」
そこに、2人のメイドさんが大きな銀のトレーを持ったり、ワゴンを押したりして入ってきた
でも、その場はもう、なごやかに昼ご飯を食べるような雰囲気ではなくなっていた
私も、食欲なんか、ちっともわいてこなかった
メイド1「ミシア様、どちらにセッティングいたしましょうか」
そう聞いたメイドさんに、ミシアは飛びつかんばかりにして言った
ミシア「いいところに来てくれたわ。この男が、自分はラングだと言い張ってるの。
そうじゃないって言ってやってちょうだい。そして追い出して」
メイドさんは、ちらっと男の人の方を見た
そして困ったように目を伏せ、小さな声で答えてのだった
メイド2「ミシア様、そのかたは、ラング様でございます」
うっ!
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月姫(プロフ) - ユユ さん» お気遣い、ありがとうございます! (2018年3月26日 0時) (レス) id: 1d969ac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - やっぱり、面白いですね!最高です!!更新頑張ってください!でも、けして無理は、しないでくださいね! (2018年3月26日 0時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ユユさん» いつもコメントありがとうございます!励みになります! (2018年3月19日 21時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 続きが、とても気になります!更新頑張ってください!次の更新、楽しみに待ってます!! (2018年3月19日 21時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ほんと、亀更新ですみません! (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2017年10月23日 14時