検索窓
今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:43,221 hit

Story42 「異変」 彩side ページ23

ラング?「ミシア、私は心臓が悪いんだ。悪ふざけは、そろそろやめてくれないか。

気分が悪くなってくる」


男の人は、深刻な顔つきになりはじめていた

そんな男の人にミシアは、驚きと怒りで取り乱した声を出した


ミシア「あなたはラングなんかじゃないわ。顔だって全然違うじゃない。

いったいなんのつもりよ。ラングは死んだのよ。

病院で息を引き取ったのを、私、この目で見たんだから。明後日には、お葬式なのよ」


男の人は、大きく首を横にふった


ラング?「何を言っているのか、さっぱりわからないね。私はこのとおり、生きているよ。

だが、そんなことを言うところをみると、ミシア。これは、おまえが書いたのか」


広げられたその用紙には、「死亡届」と書かれていた

下の方には、「医師の証明」という欄があり、サインがされている


ラング?「医師のサインを偽造して、私の死亡届を出すつもりだったのかね。

まだ生きているというのに。カナールが言っていた通り、おまえは私を死んだことにして、

財産を手に入れようとしていたのか」


私たちは、顔を見合わせた

若武と上杉君、小塚君は、言葉がわからないものの、異変を感じているみたいで、

それがはっきりつかめないことに苛立っていた


若武「どうなってるんだ」


若武に言われて、黒木君はすばやく答える


黒木「この男性が、自分はラングだと言い張ってるんだ。

ミシアは、見たこともないと言っている」


3人は、目を見張った。


上杉「おもしれーじゃん」


そこに、2人のメイドさんが大きな銀のトレーを持ったり、ワゴンを押したりして入ってきた

でも、その場はもう、なごやかに昼ご飯を食べるような雰囲気ではなくなっていた

私も、食欲なんか、ちっともわいてこなかった


メイド1「ミシア様、どちらにセッティングいたしましょうか」


そう聞いたメイドさんに、ミシアは飛びつかんばかりにして言った


ミシア「いいところに来てくれたわ。この男が、自分はラングだと言い張ってるの。

そうじゃないって言ってやってちょうだい。そして追い出して」


メイドさんは、ちらっと男の人の方を見た

そして困ったように目を伏せ、小さな声で答えてのだった


メイド2「ミシア様、そのかたは、ラング様でございます」


うっ!

Story43 「カナールさん」 彩side→←Story41 「死者は生きている?」 彩side


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

妖精チームG事件ノート「星型クッキーは知っている」

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月姫(プロフ) - ユユ さん» お気遣い、ありがとうございます! (2018年3月26日 0時) (レス) id: 1d969ac1e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - やっぱり、面白いですね!最高です!!更新頑張ってください!でも、けして無理は、しないでくださいね! (2018年3月26日 0時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ユユさん» いつもコメントありがとうございます!励みになります! (2018年3月19日 21時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 続きが、とても気になります!更新頑張ってください!次の更新、楽しみに待ってます!! (2018年3月19日 21時) (レス) id: c72fefc4c8 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - ほんと、亀更新ですみません! (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0b4b9a8bd2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2017年10月23日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。