63 ページ19
貴方side
翌日、私は実家に訪れた
執事、家政婦さんたちが私を迎え入れる
〘お帰りなさいませ、お嬢様〙
貴『た、ただいま帰りました…』
やっぱりこれ緊張感あるって
松「さぁ行きましょう」
松阪さんがドアを開ける
母「お帰り〜!!もう会いたかったわ〜!!こんなに大きくなって〜」
貴『お母様、苦しい…』
お母様の抱きつく力はものすごく強い…苦しい
父「母さん、過保護すぎるぞ、Aが困っているよ。おかえり、A」
貴『ただいま帰りました!!』
母「さっきはごめんなさいね?」
貴『いえ、それでお話というのは…?』
松「お茶をお持ちいたしました」
母「ありがとう、実はねお見合いの話が来てるの。我が桐生にとってもいい話だし、貴方もその方と親しいし、いいと思うの」
貴『お見合い…?!』
でも、私にはシューさんが…!!
父「御相手の方はこの人だよ」
お父様が写真を見せてくれた
これって…
母「松阪矢暢(やよい)さん、松阪家長男で、松阪の名を隠し、俳優、バンドボーカルを務めている方よ。そして、そこにいる松阪家次男、松阪颯希(さつき)の兄」
松阪って…え?矢暢さんって
私はその時どうすればいいかわからなかった
だって松阪矢暢は
初恋相手なんだもん
松阪兄弟とは、幼い頃よく一緒に遊んだりしてとても仲が良かった
でもそれ以上に
矢暢が好きだった
どうして今みたいな関係になったかは思い出せないけど
でも、私にはシューさんがいる。だから…
貴『少し、時間をください…明後日には答えを出しますので』
父「桐生のためにも前向きな検討、期待しているよ」
肩に手を置いて去った
母「A…無理しないでね?」
お母様は私のことを気にしてくれた
松阪「音羽館までお送り致します」
音羽館に向かう途中に、松阪はこういった
松「私があなたの専属執事になったのは、兄を…矢暢のように、あなたの傍で、あなたを守りたかったからです」
貴『私を…?』
松「ええ、幼き頃の約束、覚えていませんか?」
貴『約束…』
その時突如思い出した
颯「おおきくなったら、Aをぜったいにまもる!!いつまでもそばにいる!!」
貴『ふふっ、たのもしいわね!!』
矢「よーし!!おれもおれも!!Aのそばでいつまでも守れるように、つよくなる!!」
貴『なんだかきしみたい!』
貴『そんなこともあったね…』
松「私は…お嬢様のことが好きでした」
7人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミミ(プロフ) - 返事書いたよ〜 (2020年9月29日 11時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 久し振りな更新でスゴく面白かったです!返信書いたので後でボードに遊びに来てくださいね!聞きたい事書きましたので! (2020年1月2日 0時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
よらく - すっごい面白いです!あぁもうシューさんマジ尊い! (2018年11月2日 21時) (レス) id: 6e97252ce6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ - ワー君すごくかっこいいよ!!! (2018年2月11日 18時) (レス) id: a2784a8650 (このIDを非表示/違反報告)
まりぇしぃ - 押し倒しちゃっていいのn(( んあぁやっぱりクラシカロイドは最高ですね(( (2017年10月16日 0時) (レス) id: 81b265954a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琉兎 | 作成日時:2017年9月23日 22時