大音量で君に。 (ページ2) - 小説

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「早くしろって！」

そう言ったあいつの後ろで走る私。

息が上手くできない。

でも、あともう少しで……

私はさっきよりも早く足を動かした

そうして着いたのは目的地である放送室。

放送部であるあの子が機材をいそいそとセットしだした。

あいつは私と同じように息を切らす。

息を切らしている私たちにあの子が「できたよ、これでいいはず。」とマイクを差し出した

それと同時にほかの仲間もやってくる。

「ゴメン！またせた？」

「大丈夫。でもほら、はよせんと。」

「うん。だね。」

そう言ってあいつ……我らがエース様が大きく息を吸った。

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作者名：夜桜＠斜め右 | 作成日時：2017年3月16日 15時