【ヒロアカ】轟弟、危険につき。【男主】 (ページ7)

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Your side.「メイク」ページ7

「どうしたんだい？私に何か」

「あっ！ちょっ、もー私の後ろに隠れないでよ！ごめんね、今朝見かけない子が1Aに行ってたの気になったから。私、隣の拳藤。よろしく」

「そうだったんだ、挨拶が遅れてすまないね。私は紡うたい。本名は轟融凍、轟焦凍の双子の弟だ。好きな方で呼んでくれて構わないよ」

「んっ」

眩しそうに目をつぶった。夕日のことかな？
どうやら後ろに隠れていた子——小大ちゃんは、何やら私の顔が好みだとか。
それならきっと焦凍兄さんの顔も好みだと思うんだけど、それは別らしい。

「紡って好きだって言われて謙遜しないんだね」

「ん、ああ。海外生活が長かったからかも知れないね。日本との好きの感覚も違うし、自分の容姿はそれなりに気を遣っているから。メイクだってするよ」

「メイク男子だ！すてキノコ！！」

「きっかけは忘れちゃったけど、綺麗でいたくてね。力を入れてることを褒めてくれるのは本望だ」

それから少し話をして、その場は解散した。