ある酒場で ページ6
(ノーside)
「へぇ、ザップさん初恋の人かぁ…」
レオナルドはしみじみと呟いた。
ここは、ヘルサレムズロッドにある酒場。
ザップが常連の店である。
で、当のザップは……。
「でよ〜、呆気なくフラレたんだよぉおおおお!!!ワァアアアン!!!」
号泣していた。
意外にフラレたことにショックを受けていたようだ。
「ちょっと…飲み過ぎじゃないですか…」
「うるせぇな！魚類、てめぇに俺の気持ちがわかんのか!?」
「わかりませんよ、あなたの気持ちなんか…」
「即答しちゃうんですね、ツェッドさん…」
レオナルドとツェッドは無理矢理ザップに突き合わされていたのである。
「あぁぁぁ！ここにAがいてくれたらなぁ〜！」
「ザップさんが誘えばいいじゃないですか」
「はぁ!?馬鹿か、この陰 毛頭!そう簡単に誘えたら、苦労しねぇよ!!!」
「……いつもいろんな女性に手を出している人とは、思えないセリフを吐きますね…」
「同感ですよ、ツェッドさん…」
レオナルドとツェッドは呆れ果て、好きに飲み物を飲み出した。
もちろん、ザップは一人で誰も聞いていないのに愚痴り続けていた。
二時間後…。
「ねぇ、ツェッドさん」
「なんですか、レオ君」
「薄々、予感はしてましたけど……やっぱりこうなっちゃうんですね…」
「全くです…」
レオナルドとツェッドのまえには、良い潰れ、机に突っ伏すザップの姿。
ぐっすり眠っている。
「どうしますか?」
「あ、レオ君。僕、いい事思いついたんですけど…」
「え？なんですか？」
「あのですね………………」
「うわぁ…面白そうですね……………」
二人はニコニコ笑いながら、どこかに電話をかけた。
ーーーーーーーーーーーー
prrrrrrrrrrrr…
ガチャ…
『あ、もしもし。レオナルドです。今、時間ありますか？もしあるなら、至急来てほしいんですが…』
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わごむ - 好きです(唐突の告白) (2020年5月20日 5時) (
レス) id: 37d509fa97 (このIDを非表示/違反報告)
とき(プロフ) - お気に入り登録ありがとうございます!!まだまだ頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年5月31日 19時) (レス) id: 16eb3c1efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とき | 作成日時：2018年5月30日 17時
