【aph】正義の定義【アルフレッド・Ｆ・ジョーンズ】

HERO 24 ページ24

『ねぇ、今日空いてる？』
『空いてますが、お家は大丈夫なのですか』

何だかミリアさんに悪い気もするが、別にそう言う目で見てないし大目に見てもらおう。

『大丈夫なんだぞ！ねぇ、何処か行かない？』
『良いですけど』

LINEのし過ぎでオールをした私達は、眠気などまだ無かった。再生が停止されたテレビの画面は、微動だにせず私の指示を待っていた。


『ならちょっと寝てから待ち合わせしよう！
君の家に迎えに行くよ！
13：00にね！』
『と言うか何で私の家を知ってるんですか』
『秘密だぞ！』

ストーカーみたいだ、まるで何処かのツンデレ女王と同じ。
男の子と遊ぶのは、あれ以来初めてだ。
何処に行くのかなぁ、と期待しながらテレビの電源を切る。
電気もったい無かったなぁ。

『警察呼びますよ』
『sorry！』
『許します』

我ながら甘いなぁ、と自分に呆れながら、今度はベットに入る。

『お弁当箱持ってこようか？』
『もうあれあげますよ』
『What!?』
『もう要りません』

__別にそこまで思い出があるものじゃないし、別に要らない。
物を大切にしないのは良くない事だが、ジョーンズさんの方が上手に使ってくれるだろう。

『ありがとう！
それじゃあおやすみ！』
『おやすみなさい』

そのやり取りを最後に、11：00にアラームをセットし私は眠りについた。

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