メイドさん。339【しげの2号】 ページ32
「なんて言うのも、冗談だけどね」
Aから離れて腕を伸ばす。今更愛などいらない。そんなもの、ただの重みにしかならない。アーニャは携帯を取り出しとある人物に電話をかけた。
「今すぐ私の家に来てくれる?うん。それも持ってきて。私が身代わりになるから」
「誰に……」
「ん?秘密!」
アリスちゃんのところに行こうか、と言って二人はアリスのもとに向かった。アルフレッドはAを見つけると走って駆け寄り抱きしめた。
「何よ、アーニャ」
「怖い顔しないでよアリスちゃん」
みんなにお話があるんだぁ、と笑いながら言った。イヴァンたちはアーニャの言葉を凝視しながら聞いていた。
「私が全部真っ白にするよ。君たちは喧嘩なんてしなくていいんだ」
「どういう意味だよ」
「そのまま。私がみんなを助けてあげる。こんなメモリーカードも何もいらない」
小さなメモリーカードを折って捨てた。
「いるのは私の命だけ。簡単でしょ?」
「は?」
「反対意見なんて聞かないよ。キミたちは何も考えないでいい。喋らなくていい」
すると光がイヴァンたちを包み込んだ。体がだんだん薄くなっていく。
「アーニャ!」
「面白いよね。ただの他人同士が助け合うのって」
最後に聞いたのはアーニャのその言葉で、気がつくとベッドの上にいた。
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*さくら大福*(プロフ) - Reiさん» コメントありがとうございます!訂正させていただきました!面白いですか…?さすがしげのさんですね(o^−^o)更新頑張ります!本当にありがとうございます! (2015年8月30日 15時) (レス) id: 9ef5974a12 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - *さくら大福*さん» いえいえww面白いので、もったいないと思っただけのことです。いつも楽しみにしております。更新頑張ってください! (2015年8月30日 15時) (レス) id: 26c2c278f5 (このIDを非表示/違反報告)
*さくら大福*(プロフ) - Reiさん» コメントありがとうございます!慣用句の使い方を間違ってましたね…ご指摘ありがとうございます!誤字までご丁寧に…!本当にありがとうございます! (2015年8月30日 15時) (レス) id: 9ef5974a12 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 知りに敷く→尻に敷く。同様に340です。 (2015年8月30日 15時) (レス) id: 26c2c278f5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 追記:340のことです。 (2015年8月30日 15時) (レス) id: 26c2c278f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら大福 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年8月26日 22時