【aph合作】カークランド家のメイドやってます。7【しげの2号&さくら大福】

メイドさん。３２１【しげの2号】 ページ14

「んー……はぁ。菊くん、イヴァンたちについていっちゃったんだぁ」


伸びをしながら一人寝室で呟くアーニャ。エミリーたちはリビングで楽しんでいる。ベッドに横になり一枚の写真を手にした。


「楽しそうだねぇ」


腕を天井に向かって上げて、写真を笑いながら見る。写真にはAとアリスが楽しそうにVサインを作りながら笑顔で写っている。


「この笑顔がどうやって変わっていくか、とっても楽しみだな〜」


ベッドから立ち上がり窓に向かって歩き出す。ここはマンションの十三階。見晴らしはとても綺麗だ。
アーニャは窓を開けた。強い風が吹いてくる。その風がアーニャ髪をなびかせる。手にしていた写真をまた見た。
するとその写真を両手で破いていく。ビリッと音がしてどんどん細かく破けていく。破いた写真を片手に握りしめ、手を出す。


「キミたちの崩れていく姿、楽しみにしてる」


楽しそうに笑いながら言うと写真を握りしめていた手を開いた。破かれた写真は風に乗ってどこかに飛んで行った。


「さーてと。いつにしよっかなー……」


椅子に座り外を見ながらアーニャは言った。彼女の手の中にはブラウンから奪った、アリスに埋め込まれたチップを壊すためのデータが入っているメモリーカードがあった。

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