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12 : 良い夢を ページ12

いよいよ宴が始まる。いえ、私が始めるのだ
ざわつく会場の中央を歩いて大王様の元へ向かう。

ひとつお辞儀をした

「顔を上げてくれ。A、お前のことは信から聞いている」

『信が?嬉しいですね』

「終戦後直ぐにこの宴を準備したのだろう。感謝する。」

『光栄なお言葉。感謝致します』

ではひとつ、舞踊を踊らせていただくとしましょうか

腕を上げて合図をした
後ろから太鼓の音が聞こえ始める、ざわつく会場はその音を聞いて静まり返った

笛の音が鳴り響くと同時に私は、舞う。
ある人は涙を流し、ある人は興味無さげに酒を飲み、ある人はこちらを見て笑顔を見せたり
私が踊るこの舞は私を育ててくれた家系のものではない。そもそも、中華で習えるの舞では無いのだ

扇子を音を鳴らして閉じると同時に私は声を上げる。

『お疲れ様でした。
長い長いこの大戦の勝利を今この宴で改めて祝いましょう!』

ーーー 乾杯!!!! ーーー

私がそう述べれば皆杯を上げて大きく乾杯と返ってくる。

さて。私はそろそろ退出しなければ………

「A様」

『ん?どうした…のっ!?ちょっ、ちょっと!!』

連れてきていた兵の一人に背中を押されて席の方へと連れていかれる。

「まーた仕事をしようとしていたでしょう?最近詰め込みすぎです。」

『でもっ、ねぇ!?押さないでよ!?!?』

「はいはい、あそこに座ってお酒でも飲んでてください。
あとは俺たちで十分ですから」

『わぁっ!?』

「お、きたきた。待ってたよ」

「A〜!これめっちゃうめぇんだ!!残しといたぞ、食え!」

ここに座れという目線が伝わる。
あー、もう、はいはい!楽しめばいいんでしょ!!

『よーしっ!!今日はいっぱい飲むぞ〜!!!!』

「久しぶりにあのへべれけAが見れるかもな」

『いやいやいやいや!!!あんな失態は騰軍以外では晒してないから!!』

「ははっ!そりゃ飲んでみないと分からんな」

『録嗚未もあの時めちゃくちゃ酔って帰り大木に抱きついてたじゃん』

「おま、、、!!だまれ、、!それ以上言うなよ、、!!」

『甘味処』

「わーったよ」

『ふへへ、やった…うぁっ……』

先の戦で負った傷が痛む。先程の舞で悪化したのだろうがこの位は我慢しなければ。
ん、?なんか、あったかいなぁ……
眠い。多少なら、寝てもいいよね。

『おやすみなさい』

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作品ジャンル:恋愛
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高梨アヤメ@新垢(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (8月4日 10時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作成日時:2022年9月23日 20時

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