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11 : おたのしみ ページ11

『この太鼓をもう少し上へ、琴は手前に 三 三 三 の数であいだを開けて改めて設置してくれる?』

「承りました」

遂に明日、論功行賞が行われる
私はそれに出席することが出来ないが、私の代わりに兄様が出てくれるらしい。ああ、こんど酒を奢ろうか。そんなことを考えていれば、後ろから声が掛かる

「もう完成か」

『その声は……軍総司令官?』

「ああ。今回は無理を言ってすまなかった」

『大丈夫ですよ。それよりもひとつお話ししたいことがあるのですか』




┈┈┈┈┈┈┈┈



遂に一刻後に宴が始まる
緊張で心臓が飛び出そうで怖くて怖くて。一度王宮から出て息を整えていたその時

「A!?」

『うっへぁっはっ』

「なんだその驚き方」

がははははっ!!と豪快に笑う声、ああ、あいつらか

「煩い」

『か、からかわないで……………めちゃくちゃ緊張してるんだから』

「どうしたの、珍しいね?」

あ。この人たちには詳しく言ってないのだった。

『実はこの後の宴で舞踊を踊ることになっていてね』

「「「はぁ?!??!?」」」

『うるっさい!!』

そうか、もうすぐか
改めてそのことを自覚してまた手が震えた。止まってよ、止まってよ。止まってよ!!
なんでこんなに緊張しているの?
理由はひとつしかないなんて自覚している。自覚しているからこそそれが怖いのだ

「A、落ち着け。大丈夫だ」

「山陽の戦いの時に俺たちに見せたくれただろ?
すっげぇかっこよかった。お前なら大丈夫さ」

「えっ、王賁と信だけずるい。俺見せてもらってないのに………!」

『あはは、後で見せてあげるから。
ありがとう、少し安心したよ』

じゃあ、行ってくる
そう告げて三人を後にした、ここに来る時と違うのは不思議と足が軽いこと。たったそれだけの違いだが、私にとってそれが唯一の救いなのだ


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

約半年ぶりお久しぶりです。受験終わってバイトやらなんやらも安定してきたのでまた更新していこうかなと思っています!!
どんな内容にするのかとかを忘れかけてるので色々矛盾するかもですがお許しを……!

12 : 良い夢を→←10 : たのみごと



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設定タグ:キングダム , 夢小説 , 王賁   
作品ジャンル:恋愛
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高梨アヤメ@新垢(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (8月4日 10時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作成日時:2022年9月23日 20時

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