音に思いを乗せて 。( 合従軍編 ) 《キングダム》

2 : 合従軍 ページ2

『楚軍が攻めて来た……？！』

ある日突然超大国の楚が秦に攻めた
南部の守備に当たっていた私の耳にはすぐその情報が入ってきた

部下を持ち場に置いて私は一人で戦場へと走った、その途中で騰軍と出逢い共に楚軍の足止めを図る事になった

騰「同金 鱗坊 A この南部防衛は一刻を争う状況だ、故に一刻稼ぐは大きな益を生む、行くぞ！」

楚軍五万に対し、こちらは五千多少なりとも突撃に抵抗があったが何もせず見逃すよりはこちらの方が良い、でも

『数が多すぎる……！！』

項「んだ、テメェ一人だけ雰囲気が違ぇな？」

『何者、君』

項「楚の千人将 項翼だ」

『そ、なんか用？』

項「用ったって……てめぇを殺す以外ねぇだろ！」

そう言って斬りかかってきた為受け流した

項「(流した……！？)
何もんだテメェ。」

『敵将に名など晒す馬鹿が何処にいるか』

項「うるせぇっ！」

重いっ

傷は負わなかったものの兜が外れた、それだけは回避したかったのに……

項「おま、女っ！？」

『そうだけど何か問題でも？』

項「有りまくりだろ」

そう言ってまた斬りかかって来たその時
この軍の将だと思われる人物に同金軍長が殺られた

『同金、軍長が…？』

呆気に取られていると此奴がまた私を斬ろうとしてきた為
カンっ と上に弾き飛ばして腹をかっ切ろうとしたが浅い傷で終わった

項「やっぱただもんじゃねぇな、お前。女だがめちゃくちゃ強ぇ！」

暫く一進一退の攻防が続き日が落ちた時を境に私達は引いて行った

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
数日後

楚に続き魏や趙、燕、韓、斉と合従軍が秦に攻めて来た
そして合従軍隊秦国の決戦の場 函谷関 に私も兵を率いて向かった

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