第三夜 可愛い ページ5
リクオside
ボクはおずおずと、その部屋に入っていった。
中に入ると、ソファ、冷蔵庫、テーブル、椅子など、実用品が揃ったシンプルは部屋だった。
「そこ、座って」
そう言われて、ボクはためらいながらも、言われた通り、ソファに座った。
そのあと、お茶とシュークリームを出してもらい、少女はパクッとそのシュークリームにかじりついた。
なんか……人生で一番幸せそうな顔して食べてる……
ボクはふと、こう思った。
____あの瞳にボクをうつしてほしい……
と……。
って!何考えてるのボク!!こんな会ったばかりの女の子に!!
ボクが少女の顔ばかり見ていて、不思議に思ったのか、「食べないの?」と声をかけてきた。
「い…いただきます」
そう言って、シュークリームを一口食べた。
「!おいしい……」
ボクはあまりのおいしさに、そのままペロリとシュークリーム一つ、たいらげてしまった。
「まだあるけど……いる?」
彼女はそう聞いてくれた。だが、あんまりもらうのもアレなので、ボクは首を横にふった。
そう。と少女は呟き、三つ目のシュークリームに手を伸ばした。
パクパクと食べている姿が、実に可愛らしい。
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春歌 - 続きがすごく楽しみです♪ (2017年12月30日 21時) (レス) id: b5a85efb84 (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - 桜さん» すごく、楽しみにしています。頑張ってください\(^o^)/ (2015年6月21日 11時) (レス) id: f157971441 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 真冬さん» ありがとうございます!皆様のおかげで頑張れます! (2015年6月15日 16時) (レス) id: a2beee9e7a (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - とてもおもしろかったです。 更新頑張ってくださいね (2015年6月15日 12時) (レス) id: f157971441 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 天音さん» ああすみません!ありがとうございます!!前作と間違えました! (2015年5月16日 21時) (レス) id: c4b150adb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2015年5月2日 4時