はじめまして ページ1
九井 side
一目惚れだった。
中2の始業式、何故か廊下迷ってた奴。
『えっ無理しんだ終わった』
九「えっと…大丈夫か?」
『大丈夫!…だとでも思いました?見て下さいこの状況。終わりましたね、今日始業式ですよ?始業式にも行けないって不良にでもなるのかよちょっとどうしよう。』
九「とりあえず落ち着こうぜ?」
変な奴だなーとは思ってた。
話しかけてみるとヤバい奴だった。急にマシンガントーク始めたし。
オレは相当ヤバい奴に惚れたんだなって今更思う。
『あ、親切な人!』
九「お前…同じクラスなの…」
『さっきはありがとネ!ギリギリセーフだったよ!』
九「別にいいよ」
この女は 夜櫻A というらしい。
ふわふわした髪の毛、白い肌、長い睫毛。
オレの大好きな赤音さんにどこか似ていた。ただ性格はまっっっったく違うけど。
九「夜櫻でいい?」
『Aでいいのに、じゃああたしも九井くんって呼ぶ〜』
乾「ココ帰ろ…って、夜櫻じゃん」
『乾くんだぁ、おはよー!』
乾「おはようの時間じゃねぇだろ」
イヌピーとは面識があったらしい。
去年クラスが同じだったけど普通に喋るくらいだったと。
九「ねぇ夜櫻って彼氏いる?」
『できたことない!あたしこんなに可愛いのに!』
アプローチというものをしてみた。
見てる限りコイツは多分鈍感。いかにも馬鹿そうだし。
でも彼氏いなくて心底安心した。
九「オレじゃダメかな」
『はいぃぃぃ?』
乾「…?????」
あぁ。言ってしまった。
会ったばかりでこんな事言われてもな。
『うーん…九井くんの事まだ何も知らないからなぁ…じゃあたっくさん知るまで待ってて!』
九「うん、待ってる」
『それでね?たくさん知ったらさ、また同じ事伝えてよ!その時までずっと待ってるネ!約束!』
''待ってるね'' か。
赤音さんも同じ事言ってたな。
やっぱりコイツ似てるかもしれない。
『じゃーね!九井くん、乾くん!また明日!』
乾「じゃあな_______
なぁ、ココ」
九「何?イヌピー」
乾「ココ、夜櫻の事好きなの?」
九「うん」
乾「アイツだぞ?あの夜櫻だぞ?いいのか?」
確かに夜櫻の言った通り、互いの事は何も知らない。
そりゃアイツが変な奴だって事は分かったけど、でもオレは夜櫻Aが好きだから。
乾「今の全部声に出てたぞ」
九「別にいいし」
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作者名:きのこの子 | 作成日時:2021年10月2日 18時