今日:53 hit、昨日:133 hit、合計:15,862 hit
小｜中｜大
・ ページ6
佐久間side
部屋に戻ってスマホを手に取る
先生からもいってるらしいけど俺からも父さんに連絡しようと思って
父『今日は仕事が早く終わりそうだからそっち向かうね』
トーク画面に表示されたその言葉
直接会えるならそのときでいっか
アニメのキャラが了解ってポーズをしているスタンプを送って到着を待った
父「ごめん、少し長引いて。」
佐「へーきへーき！」
面会時間ギリギリにやってきた父さん
佐「先生から聞いたと思うけど、俺、違うやつやってみるね。頑張るからさ。」
父「うん、」
佐「父さんはなんかないのー？」
軽い気持ちで聞いた
父「あのな、、父さん海外で仕事しなきゃ行けなくなったんだ。」
えっ…？
父「今度海外に新しくできる支社の社長を任されることになってね。」
父「だから退院したあと一緒に行くか大介は残るか選んで欲しいんだ。」
父さんは優しいから言わない
役職が上がる、つまり給料が上がる
今、俺のことできっとたくさんのお金がかかっているから止めることはできない
一緒に行く…？メンバーと離れるのだけは嫌
佐「あー…俺残りたい、かな。」
父「ごめんな、本当にごめんな…泣」
夏休みが明ける頃には父さんは日本にいない
親戚の家も遠いから学校に通い続けるとなると本当に一人になる
この日の夜は眠れなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 253人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめもち | 作成日時：2024年2月18日 20時
