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阿部side
阿「佐久間ー？」
部活が終わってちょっと家に寄ってから佐久間のところに
部屋に入ればベッドの上で寝てる佐久間
…点滴増えてるな
ベッドの隣にあったいすに座り佐久間を見る
なんだか消えてしまいそうな気がして髪をさらっと撫でたらまぶたがピクッと動いて
佐「ん、阿部ちゃんおはよぉ。」
阿「ごめん、おこしちゃった？」
佐「んーん、」
ゆっくりと起き上がって
机の上にあったペンを手に取る
そうだ、課題
教えてって言われてたんだった
俺もペンケースを取り出して早速勉強会
佐「一人でやってたんだけどここわかんなかった。」
阿「ここ？これはね…」
寝起きな佐久間に
いつもよりゆっくり教える
目標のところまで終わって佐久間とおやつ
目黒たちが買ってきてハマったお店のマフィンを俺も持ってきた
うん、やっぱりおいしい
佐久間も幸せそうに笑ってる
阿「そういえばね、俺正式に生徒会長に立候補することにしたんだ。」
佐「おぉー！」
阿「応援しててね。あと、夏休み中生徒会で仕事があるからちょっと来れる回数減っちゃうかも。」
佐「わかった！だいじょーぶだよ。阿部ちゃんのこと応援してる！目指せ！最強生徒会長！」
自分のためにも、学校のためにも、佐久間のためにも、
絶対なるしかないや
夏だからかまだ日は沈んでいなくて空はまだまだ明るい
でも時間的にはそろそろ帰らないと夜ご飯が遅くなってしまう
この病院俺の家から少し遠いからさ、笑
阿「そろそろ帰ろうかな。」
佐「帰る前にひとつ！俺は阿部ちゃんと一緒に住んでみたいです！」
阿「ずいぶんと急だね!?」
佐「いいじゃんか。で、お返事は〜？」
阿「考えときまーす。じゃ、またねー！」
佐「来てくれてありがと〜！」
…シェアハウス、か
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作者名：まめもち | 作成日時：2024年2月18日 20時
