ノンフィクションのあなた (ページ3)

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「どうしたの、降りないの」

エレベーターを先に降りた彼が私を不思議そうに見る

「降り方わからないの？」

ほんとに心配そうに彼が私を見つめた
こういうところが彼が天然といわれるわけだ
エレベーターの乗り降りができない人間なんぞここにいるわけがない

でも、そんな思考をしてしまうのもまたオタク心くすぐる松本潤

「い、いや、降ります降ります！」

急いで降りると同時にドアが閉まった

「さくらちゃんって面白いね、俺のことも知らないし、引っ越してきたばっかでわからないことあったらいつでも聞いて、隣だから」

松本と書かれたドアを指さしながら、ほほ笑んだ

「あ、ありがとうございます」

「じゃあ、ちゃんと戸締りするんだよ、おやすみ、さくらちゃん」

片手をあげて私に手を振り、彼は部屋へ入っていった

「どつしようっ！潤くんが隣の部屋なんて、死ぬ、死んじゃう、悶え…」

自分の部屋に入るも、興奮冷めやらぬ私
部屋の広さも夜景にも目もくれず『Ｊ』と書かれた段ボールのガムテープを力任せにはがした

「はぁぁ、久しぶりっ、潤くん！！」

さっきであった彼を抱きしめる
正確には、彼のうちわを

地元から持ってきた私の松本潤コレクション
これを買うがために小説を書いたといっても過言ではない

このうちわにうつる松本潤が隣とか
このフロアには私と潤くんの二人だけとか
これは、オタクの夢か、やはり夢なのか

現実味がない
三浦さん、ありがとう
一億円贈呈したいよ、三浦さん

「ジュン、どうしよう、寝れないよ・・・」

足元にやってきた白い塊を抱き上げる
猫のジュンだ、オタク抜かりなく自担の名前をペットにつける
ジュンは、マンチカン、脚は短くて潤くんと似ても似つかないけど目元の迫力と天使のような風貌は松本潤そっくり

そんなジュンをなでながら、松本潤に思いをはせるそんな毎日

それがどうしたことか、急接近
神様は私に味方した

また新しい話が浮かんできた
明日三浦さんに新作の話をしよう

　潤くんの話も笑

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初めましてsakuraです

久しぶりに描く側に回ってまいりました
パソコン操作リハビリも兼ねていまして久しぶりの書き手です

可愛い恋愛系にしようとしたのですが
オタク臭が強いものになってきました

私自身も展開不明ですが暖かくお見守りください