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〜過去 佐久間side〜
俺が通うこの高校ではダンス部が有名らしい。
スクール生としてダンスをやってた俺はダンス部のある高校だったらどこでもよくて、近所にダンス部が有名な高校があると聞いてここを受けた。
けど、中学からの知り合いなんて居なくて1人でのスタートだった俺は友達が全然作れなかった。
そんな中クラスでとある決め事をする時に近くの席に座ってたヤツから話しかけられた。
「お前、何やんの？」
「…俺に話しかけてる？」
「お前以外誰がいんの。んで、何やんの？」
「あの役割やろうかなぁって…。誰もいないし。」
「んじゃあ俺もやるわそれ。名前は？」
「さくま……佐久間大介…。」
「おっけ、佐久間ね。俺は渡辺翔太。よろしくな。」
「あ、よろしく。」
「翔太ー！何にするのー！」
「わりぃわりぃ！俺と佐久間、裏方回る！」
「いや翔太表出てもらわなきゃ困るんだけど！！」
「やだよ。俺部活もあるもん。裏方じゃなきゃやんねぇ。」
「しょーがないなぁ。じゃあ、翔太と佐久間くんは裏方で！」
ただ学校行事の決め事…。それがきっかけで翔太と話すようになった。
「佐久間って部活なにやってんの？」
「ダンス部ー。元々ダンスやりたくてこの高校入ったし。」
「ダンス部なんだ。じゃあふっかとか涼太のこと知ってる？」
「深澤先輩と宮舘先輩のこと？」
「そー。涼太は俺の幼馴染で、ふっかは中学から一緒だから知ってんだよね。」
「そーなんだ！なんかそこの繋がり意外だなぁ。翔太は何部なの？」
学校行事を通して俺は翔太と呼ぶようになった。翔太は相変わらず佐久間呼びだけど。
「俺はバスケ部。幽霊部員だけど。」
「参加しないの？」
「めんどくせぇんだもん。楽しくねぇし。」
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作者名：さくまぴよ | 作成日時：2021年10月22日 23時
