サンプルボイス ページ7
【サンプルボイス】
〔日和天音〕
「あ……えっと、日和天音って言います。よろしくお願いします。」
「え、あ、あの、えっと、ありがとうございます……」
「は、ひゃい！わわわわわ私はそそそそそそうめん好きです！(別に好きではない)」
〔日和成瀬〕
「(あー心臓バクバクする……え？今日こんなに人きてるの……？……絶対失敗する……)」
「(……やっぱりあの子には追いつけないや。みんなすごいなぁ。それぞれ才能ってやつがあって。尊敬、するな……ちょっと羨ましいかも)」
「(ぅえ……気持ち悪い……でも食べなきゃ、みんなに心配かけちゃう……)……ちょっとお手洗い行ってくるねー！(……ああ……また吐いちゃった……やっぱりダメだな……こんなボク……)」
「(こんなボクなんて死んじゃえばいいのに、なんでこんなに足が震えるんだろう。後一歩前に踏み出せば、あと少しで、死ねるのに、みんなに迷惑かけずに済むのに、なんで、)……なんで、怖いとか思うんだろう……(……あーあ……往生際が悪いなぁ……)」
〔デスゲーム中〕
「(死ん……だ……？Aちゃんが……？いや、でも、さっきまでここで生きて……え？)ぁ…………(大丈夫、ボクなら大丈夫、こんなのヘーキ、ボクは生きてるんだから、なんでボクが生きてるの、違う、ボクは、)……ぅえ……(……気持ち悪い……)」
「(須藤成瀬でいなきゃ。考えなきゃ。須藤成瀬ならどうするのか。考えなきゃ。出しちゃいけない。日和成瀬を出しちゃいけない。日和成瀬なんて元からいなかった。いなかったんだ。私は、ボクは、元から、須藤成瀬で、みんなから愛されて、必要にされて。だから、みんなに、バレないように、失望されないように、嫌だ、またあんなふうに言われるのは、嫌だ、嫌われたくない、)」
「ここに来てから、ずっと考えてた。ボクに本当に人を殺してまで生きるような価値があるのか。」
「……あはは、柄でもないようなこと言っちゃったかな。冗談だよ。ボクはかわいくて自己肯定感が高くてナルシストで、いつも自信満々で……
……みんな、そんなボクの方が好きなんでしょ？」
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作者名：朔間文秋 | 作成日時：2022年10月23日 13時
