さ く ま う る さ い 。３

すとんず兄さん ページ14

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撮影が終わって他のメンバー待ってる間、意味もなくスマホ見てたら突然着信が入った。

……えーっと。






瑞「着信うるせー、誰？」


「あ、ごめん私…」


優「なんで出ねえの？(笑)」


「えー、だってろくなことない…」






とか言いつつ、仕方なく応答を押したら「あ、出た」って声。

……後ろがめちゃくちゃうるさいから絶対6人でいるな。






「なんですか…」


樹「いやテンションひっく、いま何してんの」


「撮影の待機中です、樹くんは？どうしたんですか」


樹「あはっ、Aの樹くん呼びやっぱいい、もっかい呼んで？」


「……田中」


樹「俺先輩な？」






SixTONES兄さんにはかなり可愛がってもらってる自負があるけど、まあご存知の通りあの人たちうるさいからね。

亥清的にはちょっとビビっちゃうわけで。






京本「A？」


「京本くんだ〜！」


樹「俺ときょもへの対応違いすぎねえ？」


「気のせいです、で、まじで要件なんですか？」


樹「待機ってあとどれくらいかかりそう？」


「メンバーの撮影待ちなんで、それ終わったらですかね」


慎太郎「お！丁度いいじゃん」


樹「俺やっぱタイミング神だべ？」


「まじで嫌な予感しかしないんですけど」


樹「今YouTubeの撮影中で、後輩に連絡して1番に来てもらえるのは誰だって企画してて」


「なんで私樹くんに選ばれたの？(笑)」


樹「え？Aかわいいし」


「くぼれんじゃないの？」


樹「なに、俺に選ばれたの不満？(笑)」


「そうじゃないけど」


樹「俺はこんっなにAのこと好きなのに伝わってなかったんだな、悲しいよ」


「あー、すいません…？」


樹「つーわけで、場所送るから今すぐ来いよ」


「えー……」






一方的に電話切られた。なんだったの。


仕方なくマネージャーさんに話したら、行ってこい！ってテキトーな返事。






作「Aちゃんどっか行くの？」


「樹くんに呼び出されたから行ってくる」


作「えー…」


「……作間も行く？」


作「いいの？」


「いいんじゃない？」


作「40秒で支度する！」






なんだか不満げな作間を誘えば、びゅーんって支度しに行ったから本当に単純なヤツだな。


樹くんからのラインがうるさいな。






作「Aちゃん！行こ！」


「まじで準備早いな、行くかあ、」






スタッフさんに挨拶してスタジオを出たら、タクシーが待ってて
作間と2人で乗り込んだ。









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