さ く ま う る さ い 。

. ページ48

. Ryuto









あのですねみなさん。

事件です。






作「ガリさん……」


猪「なに」


作「Aちゃんがかわいすぎて見れない」


猪「きっも」






ひどい。


優斗に真顔で水鉄砲を撃ち続けてるAちゃんは、暑いって文句言ってたのにずっと俺のパーカーも着てる。

なんなんだ。かわいい。






優「まじでなに！！」


「優斗今日なんか顔盛れてるなあって」


優「うん、ありがとうだけど水かけてくる理由にはなんないね？」


作「Aちゃん」


優「ほら、ダーリンが呼んでんぞ」


「なにそのだっさいの」






だだだ、ダーリン、、


なんてこと言うんだ高橋。

思わず優斗を睨んだら、顔面に水が飛んできた。






作「うべ」


「なにぼーっとしてんの」


作「Aちゃんかわいいなって」


「水鉄砲ハマった」


作「なんで？(笑)」






いつの間にか標的が俺に変わったのか、容赦なく水鉄砲をぶっぱなしてくるAちゃん。


……めちゃくちゃ楽しそう、かわいい。






「お腹すいた」


作「いきなり(笑)」


「作間かき氷作ってよ」


作「えー？仕方ないなあ」






撮影用にスタッフさんが用意してくれてたかき氷機のとこに歩いてくAちゃん。


他の4人はまだ水遊びしてるし、俺とAちゃんだけ別世界みたい。しあわせ！！！






作「へいらっしゃい！」


「急に(笑)」


作「何味にします？」


「作間は何が好き？」


作「んー、ブルーハワイ」


「じゃあそれで」






なにそれかわいい。


今どき珍しく手動のかき氷機をガリガリ回してると、みずっこんがやって来た。






瑞「また作間が良いように使われてる」


「ねえ言い方」


瑞「事実じゃん、あ、作間俺のもちょーだい」


作「いーよ」


「だめ」


作「え」


「作間は私専属だから瑞稀はご自分でどーぞ」


瑞「んだそれ」






ええええ、なにそれ！！！


もうだめだ、Aちゃんが小悪魔すぎる。

俺以外の男にもそんなことしてたら勘違いされても知らないからねほんとに！






瑞「おまえそういうの誰にでも言わねえ方がいいぞ」


「そういうの？」


瑞「私専属とか、」


「作間にしか言わないけど」


瑞「は、」


「私の犬だもんね？(笑)」






みずっこんとか那須に「Aちゃんの犬」って言われるのは、やめろー！ってなるのに

Aちゃんに言われると誇らしくなるのは、俺はもう病気かもしれない。









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