急変（自傷表現あり） ページ25
藍沢side
最近胸の音も良かったAの胸の音が少し悪かった
一応ネブライザーを吸わせたが 、、
これは要注意だな 。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
今日は色々急患が来て忙しい一日だった。
朝来た時以来
Aの病室に顔を出せなかった 、
仕事が終わったあとAの病室に顔を出そうとした時
prrr...
電話が鳴った。
藍沢「はい」
新海「奏ちゃんが急変した。」
藍沢「わかった、すぐ行く」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
天野奏が急変した。またあいつの元には行けなくなった
それに、、天野奏の脳ももう限界だ。
緊急オペになるだろう。
新海「このまま緊急オペだ」
藍沢「ああ、分かってる」
.
.
.
prrr...
藍沢「誰か耳に当ててくれ」
助手「はい」
藍沢「藍沢です」
緋山「Aが急変した。」
藍沢「…新海」
新海「ああ、行ってこい」
天野奏 、 君との約束を破ってまで俺は
最愛の彼女を助けたい。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
走ってAの病室に行くと
状態が悪いことを痛いほど知らせてくるアラーム音 、
緋山「心停止したけど今戻った」
藍沢「A、、」
緋山「気持ちはわかるけどしっかりして」
藍沢「全体的に呼吸音が悪い 、挿管しよう」
藍沢「チューブ用意して」
緋山「6.0mmで用意した」
藍沢「ちょっと苦しいぞ、」
意識のないAに声をかけながら挿管していく
緋山「サチュレーションもバイタルも今は安定してる」
藍沢「ああ、良かった。」
緋山「もう上がりでしょ？ここにいなよ。椅子持ってくるから」
藍沢「…ああ」
.
.
.
.
俺はそのままAの手を握ったまま眠ってしまった。
朝起きた時 、 脈を測ろうと服を捲ると
藍沢「… 、自傷行為か」
藍沢「貧血と喘息と…色々重なったのか。A」
ピッピッ 、 と
自発呼吸をAが示した。
肩をトントンと叩いて刺激をすると
目を覚ましたA 、聞きたいことは山ほどあるが
藍沢「おかえり」
Aの目をしっかり見つめながらそう言うと
微笑んで頷いてくれた。
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作者名：朔 | 作成日時：2023年8月27日 18時
