君とまた、2人で堕ちていく [コード・ブルー ] (ページ19)

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咄嗟（事故描写あり）ページ19

Aside

A『ひろちゃんごめんね、忙しいよね』

新海「いいよ、気にしないから」

？？「あれ、新海先生！」

声がした方に目線をずらせばさっき耕作せんせーと腕を組んでた女の子。

点滴持ってたけど、そんなことどうでもいい。

A「ひろちゃん、もう大丈夫！またね』

新海「ちょっ、A！」

誰の声も聞きたくない、

結局、私よりあの子なの？

そう思ったら悲しくて、

私は無我夢中で走った。

くるしい、いたい、

頭の中にはいつだって耕作せんせーしかいないの。

やがて外に出て近くの公園に行こうとしたら

小さい子供がボールを追いかけている。

でもその先には車が走ってきている。

私は
咄嗟に身を出して小さい子供を押した。

その瞬間私の身体には衝撃が走った。

意識を失う直前思い出したのは貴方の顔と

貴方がいつもこうやって必死に人を助けるから

私もこの子を助けたくなったんだなって思った。

涙がこぼれたけど、身体が痛くて

ついには意識を手放した。