君とまた、2人で堕ちていく [コード・ブルー ] (ページ12)

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不安ページ12

藍沢side

ICUに眠ってるAの元に急いで向かい
彼女の姿が目に入ると

俺は思わず

藍沢「A！」

と叫んでいた。
彼女は驚いた表情で此方を見て大丈夫だよ、と言うように微笑んでいた。俺は思わず

カーテンを閉めて

優しく、点滴などに注意して抱きしめていた。

A『せんせー？どしたの、？』
藍沢「…心配した」
A『ん、ふふ…大丈夫なのに』

彼女は掠れている声で俺を安心させるようにそう呟いてはぎゅ、と抱き返してきた。

不安だったのか、震えていた。

藍沢「なぁ、A。仮にここを退院したとしてもお前は行く宛てがない。」

A『うん、…？』

藍沢「俺ん家でいいなら、お前の住処を確保することは出来る、」

A『え、？…でも、いいの？』

藍沢「ああ、俺が仕事の時はここに来てもいい。その方がみんなの癒しにもなる。それに、何かあった時すぐに対処出来る」

A『ほんとに、？ほんとにいいの？』

藍沢「俺が、そうしたい」

A『、うれしい、ありがとう』

藍沢「ん」

もう一度強く抱きしめ、頭を撫でれば

藍沢「白石たち呼んでくる」

とだけ残し 1度彼女の傍から離れた。