35.ru ページ35
もうこの際だから全部言ってしまえ。
狂ったラウ子は誰にも止められない。
止まってなんかやるもんか。
ラウ子は悪くない。
悪くない、ただ....
ただ、ラウ子は。
「....でもね、安心して。ラウ子も仲間だから。蓮くんの仲間....。ラウ子も変態なの。同じ親から生まれた、血の繋がった兄弟のことを本気で好きになっちゃったド変態。」
「....待って、わからない。蓮が私のことを好き？変態？そしてラウ子も....意味がわからない。」
「お姉ちゃんは黙ってて！！....ねぇ、蓮くん。お姉ちゃんよりラウ子にしなよ。ラウ子なら、蓮くんのこと理解してあげられる。どうしてお姉ちゃんなの？お姉ちゃんには好きな人がいるんだよ。その人のことを諦めたとしても、お姉ちゃんは蓮くん以外の人が好きだったんだよ。だけどラウ子は違う、小さい頃からずっと蓮くんのことだけが好きだった。蓮くん以外の男になんか興味無い。」
「お前....だから姉ちゃんのデート応援してるフリなんかしてたのか。」
「そうだよ。だってお姉ちゃんに恋人ができたら、蓮くんはお姉ちゃんのこと諦めるしかないんだもん。そしたらラウ子にもチャンスが生まれるじゃん。」
「悪いけど俺は、姉ちゃんに好きな人がいようが恋人ができようが諦めるつもりなんか無かった。」
「....もう一回聞くね。どうしてお姉ちゃんなの？お姉ちゃんよりラウ子の方が可愛いと思うんだけど。」
「姉ちゃんは綺麗だ。見た目だけじゃない、人間として綺麗だと思う。」
「お姉ちゃんはドルヲタだよ。櫻井くんのことが大好きなんだよ？」
「姉ちゃんは周りの人に甘えたり頼ったりするのが苦手だから、櫻井翔様が心の拠り所なんだよ。だから尊重するべきだと思う。」
「....お姉ちゃん、女子力皆無だし。メイクもしないし、服だって似たようなのばっかりじゃん。ラウ子なら、蓮くんのために可愛い自分であり続ける努力ができる。」
「お洒落するもしないも個人の自由。本人が楽しければそれでいいと俺は思ってる。」
「お姉ちゃんの手、お母さんのと同じくらいボロボロじゃん。ラウ子の方が手触り良いよ。」
「それは姉ちゃんが家事やってくれてるからだろ。手伝おうとももせずに勉強してるフリで誤魔化してる奴にだけはそんなこと言われたくねぇんだけど。」
「....っ」
....なんで。
なんでラウ子が怒られなきゃいけないの？
意味わかんない。
ラウ子はただ....
ただ、蓮くんのことが好きなだけなのに。
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まなお(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます！私も読ませて頂こうと思います。素能家、いいですよね！教えていただきありがとうございました！ (2020年6月4日 13時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 作品名は「家族ですの。」、作者様は「ミントアップルティー」さんです。 (2020年6月4日 11時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» 私も読んでみたいので、よろしければ作品タイトルや作者様のお名前を教えて頂けませんか？ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» そうなんですね、ご報告ありがとうございます！私と同じような趣味の方がいらっしゃるということですね、仲間が増えたみたいで嬉しいです！！仮に真似だとしても、こんな駄作を参考にしていただけたということで、認められたみたいで幸せです！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 私はmmabの小説を読み漁っているのですが、このお話によく似た作品を見つけました。類似している作品の方が後に作成されていたので、真似ていたとしたらもう一つの方かなと思います。作者様があまり気にしていないなら大丈夫なのですが…一応報告させていただきました。 (2020年6月3日 20時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年1月18日 1時
