16.ab ページ16
「お邪魔するわね。」
「やっほー！色々持ってきたよー！！」
時間ぴったりにやって来た北美と優子。
両手には大量の紙袋。
私、今日は着せ替え人形決定だ。
「わぁ！！北美お姉様と優子ちゃんだ！！」
朝からテンション高いよ、ラウ子。
北美達引いちゃうよ。
「あら、お久しぶりね。ちょっと見ない間に随分大きくなったのね、ラウ子ちゃん。」
「はい、もうお陰様で！」
「ラウ子ちゃん、相変わらず可愛いー！優子も妹欲しかったなぁ。」
「ラウ子も、優子ちゃんみたいな可愛いお姉ちゃん欲しかったですよ！」
「悪かったな、可愛くない姉で。」
「別にそんなこと言ってないじゃん。」
「さ、そろそろ取り掛かりましょうか。急がないと日が暮れちゃうわよ。」
「そうだった！！亮子、早く始めよ！！」
「はいはい、今お茶入れてくるから私の部屋で待ってて。」
「あ、お茶ならラウ子が持って行く！！」
「あら、じゃあお願いするわね。行くわよ、亮子。」
「えー....」
心配なんですけど。
ラウ子に任せて大丈夫か？
コップ落として怪我でもされたら....
「亮子？行くよー？」
「....うん。」
まぁいいか。
何かあったら蓮が助けてくれるでしょ....
なんて考えながら、二人の後を追う。
小さい頃から何度もお互いの家を行き来している私達は、もう案内無しでも家の中を歩ける仲だ。
「相変わらず綺麗ね、亮子の部屋は。」
「まぁ、なんとなく汚いのは嫌だし。」
「あ、翔くんの団扇がある！！」
「その棚のもの触ったら地獄に堕とすので、お二人ともご注意くだされ。」
「わかってるわよ、ヲタグッズには大抵怨念が込められているらしいじゃない。」
「ねぇ、相葉くんの写真は無いの？」
「全員で写ってるのはあるけど....残念ながら個人は翔くんのしか無いんだな、これが。」
「ちぇ、つまんないのー。」
「亮子、姿見持ってる？」
「え、そんなの無いよ。」
「ご兄弟に借りられない？無いと自分でチェックできないわよ？」
「蓮なら持ってるけど....あの汚部屋に足を踏み入れる勇気は無い。」
「え、蓮くんああ見えてお片付け苦手なの？」
「片付けの概念を持ってるかすら怪しいレベル。」
「仕方無いわね、じゃあ写真で確認するしか....」
「お茶、お待ちどうさまでーす！！....あれ？なんかお葬式モードですか？」
ラウ子はちゃんと任務を達成したようだ。
しかし何故、コップが四つあるのだろう。
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まなお(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます！私も読ませて頂こうと思います。素能家、いいですよね！教えていただきありがとうございました！ (2020年6月4日 13時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 作品名は「家族ですの。」、作者様は「ミントアップルティー」さんです。 (2020年6月4日 11時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» 私も読んでみたいので、よろしければ作品タイトルや作者様のお名前を教えて頂けませんか？ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» そうなんですね、ご報告ありがとうございます！私と同じような趣味の方がいらっしゃるということですね、仲間が増えたみたいで嬉しいです！！仮に真似だとしても、こんな駄作を参考にしていただけたということで、認められたみたいで幸せです！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 私はmmabの小説を読み漁っているのですが、このお話によく似た作品を見つけました。類似している作品の方が後に作成されていたので、真似ていたとしたらもう一つの方かなと思います。作者様があまり気にしていないなら大丈夫なのですが…一応報告させていただきました。 (2020年6月3日 20時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年1月18日 1時
