梔子が16本（Side S） ページ16
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櫻井「……あっーもう！！」
やりきれなくて大きなため息をつく。
松本「翔さんはさ、どうしたいの？」
櫻井「わかんねー」
二宮「翔さんがわかんないのに俺らがわかるわけないわ。」
ニノの言外になんかあるような気がするのにアルコールの回った頭じゃちゃんと考えられない。
櫻井「んじゃ、ニノならどうする？」
わからないなら聞けばいいとばかりに質問をぶつけてみた。
二宮「んーまあアイツが俺と離れたいなんて言うわけないからなぁ」
……なんだよその自信
櫻井「悪かったな。言われてて」
あームカつく
それが誰に対しての苛立ちなのか
Aに？ニノに？
それとも俺自身に？
苛立ちやモヤモヤした気持ち、
マイナスの感情はマイナスなイメージを引き連れてくる
離れてもうまくいってるイメージなんてこれっぽちも思い浮かばない。
サイテーなやつだ。
松本「とりあえずAと話さなきゃ始まんないんじゃないの？」
潤ならそうするよな
白黒はっきりさせたいやつだし
なにより対、人にとても誠実な性格だもんな
自分のこと、Aのことを考えなきゃいけないのにこいつらのことばかり分析してしまう。
これって現実逃避か？
二宮「翔さんさ、なんで俺のコが俺と離れたいって言う訳ないと思う？」
丸っこい、男らしさはあまりないように見えるニノの手
その手がグラスを持つのをぼんやり見る
櫻井「お前に惚れてるからだろ？」
ニノと彼女はお似合いの2人だ。
お互いが好きなことが嫌味ではなく伝わってくるような2人。
二宮「ま、それも否定しないけど」
否定しろよ、多少はさ
苦笑いしたくなるくらいあっさりと肯定される。
二宮「俺もアイツもさ、お互いが大切で一緒にいたいってちゃんと言葉や態度にして伝えてるからだよ。
だから簡単には離れねえだろうなって思ってんのよ」
ニノの言葉がアルコールでぼうっとしてる頭な中に冷たい水のようにすぅーっと入ってくる。
二宮「翔さんが伝えてないとは思わないけどもっと伝えてみてもいいんじゃないの」
ちょっと口角をあげてこちらを見てるニノも
それを横で優しく笑いながら聞いてる潤も
俺とは長い付き合いだ
その2人の言葉は俺の中にすんなり入ってきて、そこにズシンと落ち着いた気がした。
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嵐love(プロフ) - 感想の続きです。翔ちゃんの甘い感じが凄く感じる事が出来ました。ドキドキも沢山ありました。主人公ちゃんの純粋な気持ちが伝わりました。今の季節にぴったりなお話しですね。もう東京は、桜は、咲き終わったけどまだ咲いてる所を想像して読めました。楽しかったです。 (2016年4月26日 10時) (
レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。読み始めた時間が遅いから直ぐに寝てしまうかもと読んでいたらだんだん目が覚めてきて最後まで一気に読んでしま所でした。最後まで読みだかだけど目が疲れたので寝ました。だけど朝起きて続きから読みました。最後に結ばれて良かったです。沢山キュンしたよ (2016年4月26日 10時) (レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
陽柚璃(プロフ) - お返事ありがとうございます！そうなんですよ！私、神話って結構好きなんですけど、その中でも一番ってくらい好きです（笑）また楽しみにしてます♪ありがとうございました。 (2015年4月8日 23時) (レス) id: 3f38eb0cdb (このIDを非表示/違反報告)
雪月(プロフ) - a-yunさん» a-yunさんのコメで最後を迎えられてなんだかとっても嬉しいです。いつもいただくコメがほんと的確で読んでくれてる人がいるって気持ちになってとても励まされました。お付き合いありがとうございました<(_ _)> (2015年4月8日 23時) (レス) id: 7b17d49fcd (このIDを非表示/違反報告)
雪月(プロフ) - にゃんさん» おまけ気にいっていただけましたか？なにせ内容が無いので足そうか悩んだんですが気に入って頂けたら方がいるとほっとします(笑)こちらこそありがとうです。 (2015年4月8日 23時) (レス) id: 7b17d49fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=verbena
作成日時：2015年2月14日 2時
