ピッツァ・アンド・アッサシーノ ページ4
弟者「兄者！アレ俺が食いてーって言ってたピッツァのお店だ！」
「おう。入るか！」
店の中に入り、テラス席に座る。
弟者「あ、おねーさん！マルガリータ二つねー…え！？イケメンだからビックサイズ焼いてあげる！？普通サイズで良いよぉwww」
さっさと注文を済ませて俺達は駄弁る。すると隣に妙なヤツが座っていた
「チャオ！！体調は良好ですか？ナーンてね！オツイチ君 からの伝言だよ〜」
長い金髪と紫色のツナギっぽい服に、目隠し風味のマスクをしたソイツはメローネというらしい。
弟者「へー！パッショーネの暗殺チームに所属してるんだな」
メローネ「そーそー！あ、俺は色々と性癖がありすぎるから気軽に変態って呼んでイイよ！」
「初対面でぶっ飛んだ発言すな！はよ伝言Please！！」
おっつんからの伝言は『山高帽子の男に気をつけて行動してね』だった。
弟者「山高帽子ぃ？そんな古いのしてる人居るぅ？」
メローネ「ンッンッンー……でも噂によると彼の情報は百発百中なんだろう？」
「一応警戒はしとくか。今日中に現れる確率は少なそうだし、でも伝言に従っといて損は無えし」
メローネに別れを告げ、再び街へと繰り出す。山高帽子……か。センス古りいな〜
ま、ぶらぶらしときゃ良いやろ！今んとこ俺ら戦力外だしぃ？
弟者「兄者！！行きたいって言ってた広場じゃない？『ローマの休日』の！！ジェラート食おうぜジェラート」
「おい弟者、今は広場で食うと罰金らしいよ？」
弟者「マージーで〜？結構楽しみだったのに…」
他愛のない話をしながら広場を歩いていた刹那。
……何かとすれ違った！？
何かは解らねぇ……明らかにドス黒い何か！！
振り返っても姿は見えなかった。只、
悪寒だけが海風に残る……
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作者名：さくら | 作成日時：2018年1月26日 19時
