甘いひと時を…３【ハイキュー短編集】

幼馴染みの境界線【瀬見英太】 ページ1

Aside



『瀬見くーん！』



廊下の曲がり角を曲がると幼馴染みの瀬見君が歩いていたから


思っいっきり背中にダイブした




ほのかに香る柔軟剤が鼻をくすぐる




瀬見「うぉ！？


なんだ、Aか…


はよ〜」




『″なんだ″って、ひどーい！』



瀬見君とは小さい頃からの仲でまさか高校まで続くとは思わなかったが、すごく頼りになってお母さんみたい



いつもの会話をしていた


ただ他愛の無い会話



この関係はずっと平行線




そう思ってた





けど



狂わせた






「おはよう、瀬見君、Aさん」


後ろから１オクターブ高い透き通った声が聞こえてくる＿





『おはよう、美琴さん』





白菊 美琴[しらぎく みこと]




バカな私でも分かる＿


たぶんこの人




瀬見君のこと狙ってる…





美琴「やだな〜、顔怖いよーAさん♪」



ギラギラと獲物を狙うように私を見る







瀬見君は渡さない…




私の大切な″幼馴染み″なんだから

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