番外編【海の囁き】 ページ41
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青い空に、青い海、途方もなく続く砂浜
只今、海に来ています。
『わぁ…綺麗ですね、中也さん。』
「あぁ、来てよかったな。」
小さい頃から閉じ込められてきた私にとって写真でしか見たことなかった海が今目の前にあって潮の匂いが鼻腔を擽る
『あの…、中也さん。
____なんでこんな綺麗な海に私達だけ何ですか?』
プライベートビーチと言うものなのか、と疑問に思ったけど中也さんの目線の先には黒塗りのハイヤーがズラリと並んでいた。
流石、ポートマフィア幹部様だ…。
「夜は近くのホテル予約してるから沢山遊べよ。」
水着持ってきてるんだろ?、と言われギクッとした。
確かに持って来てるし、今ワンピースだけどその中に着ている。
いつも服を買っている店の店員さんの佐藤さんに選んでもらった水着だけど露出が激しい。
中也さん好みだとは言っていたけど、恥ずかしすぎて見せれない…
「ん?、まだ来てねぇのか…。」
『いや、…ちょっと…あの…。』
降り注ぐ日光と恥ずかしさのあまり上がる体温に頭をクラクラさせながら言葉に詰まっていると中也さんは勘づいたのかニヤッと笑った
襟元を引っ張り中也さんは覗くようにして見ていた
「随分大胆な水着だなァ。」
『中也さん…!?、何やって…』
口を塞がれ、言葉を発することを許されずいつもより長い接吻にクラクラした
酸素が欲しくて口を開けると、待ってましたと言わんばかりに中也さんの舌が侵入してきた。
『 ッ…、んっ…ぁ…。』
熱が身体中を溶かし意識が朦朧とした
「ッ…、んっ…A?」
『もう…無理ッ…で…す。』
慌てる中也さんの最後に意識が途切れた。
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『ん…、あれ…?』
「やっと目ェさめたか…」
目が覚めると見知らぬ部屋のベッドの上で寝ていた。
中也さんは優しく頭を撫でてくれた
「手前ェ、脱水症状でぶっ倒れてたんだが覚えるか?」
『あ、はい。』
水を渡され一口含み起き上がると自分の服がはだけていた。着ていた水着が見えていた。
『うわぁッ…中也さん…見ないで…!』
慌てて直そうとした手を取られて中也さんは「無理。」といって
ワンピースに手をかけた
*リクエストありがとうございました!トラブってますかね…?
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a - 感動しました (1月19日 23時) (レス) @page44 id: ad18efaf52 (このIDを非表示/違反報告)
巨人になりたい - 全国民が泣いた 小説 (2022年5月29日 0時) (レス) @page31 id: 8a3d5148ee (このIDを非表示/違反報告)
ピポポタマス - なんか久しぶりに泣いた← (2018年3月12日 1時) (レス) id: 1f7d70f902 (このIDを非表示/違反報告)
埃 - 全私が泣いた← (2017年11月26日 10時) (レス) id: 7d7c78c9aa (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 凄く感動しました。泣ける作品ですよ!夢主ちゃん幸せになれたので安心してます!((なんでお前が? (2017年11月25日 4時) (レス) id: 62296ad74d (このIDを非表示/違反報告)
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