4話 ページ5
『え…、中原さんが?』
「はい、本日会いたいと…」
あの会食から数日たって今度は中原さんから連絡が来た。
『…お父さんはなんて?』
「会いに行きなさいと…仰っています。」
オロオロと落ち着きのないお手伝いさんを見ると、分かった。と言って出かける準備をした。
私だけで中原さんに会いにいかなければならなかった。
待ち合わせ場所に車で行った
窓から見える街は、キラキラしていたけど
いつもより遠く感じた
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「まさか、志水殿が娘との縁談を受けるとはのう…意外じゃ。」
「そうだね、でもそうしなくては彼の会社はやっていけないからね尾崎君。」
資料を見ながらポートマフィアの首領、森鴎外は微笑んだ。
「それはそうじゃが…、秘蔵っ子じゃろ?そう易々と嫁に継がせるとはのう…」
尾崎幹部は眉間にシワを寄せていた
裏があるのでは、と疑っていた。
「確かに秘蔵っ子だ。
だけど意味が違う
彼は、偽者を差し出した。」
「ほう…、その偽者とはなんじゃ。」
「…愛していない方の
娘を差し出したのだよ。
彼にとっては会社の援助金も出るし一石二鳥だ。
だから小さい頃から閉じ込めたんじゃないかな?
二人の娘を」
「…愛していない方…。
で、本気で結婚する気かえ?」
勿論だよ
その後彼はひっそりと呟いた
もらっておかないと損だ。_____と
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a - 感動しました (1月19日 23時) (レス) @page44 id: ad18efaf52 (このIDを非表示/違反報告)
巨人になりたい - 全国民が泣いた 小説 (2022年5月29日 0時) (レス) @page31 id: 8a3d5148ee (このIDを非表示/違反報告)
ピポポタマス - なんか久しぶりに泣いた← (2018年3月12日 1時) (レス) id: 1f7d70f902 (このIDを非表示/違反報告)
埃 - 全私が泣いた← (2017年11月26日 10時) (レス) id: 7d7c78c9aa (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 凄く感動しました。泣ける作品ですよ!夢主ちゃん幸せになれたので安心してます!((なんでお前が? (2017年11月25日 4時) (レス) id: 62296ad74d (このIDを非表示/違反報告)
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